オリジナルなんてどこにもないでしょ
出典: 君と映画/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
6位:マジックミラー
2015年7月15日にリリースされたカラフルロックチューンの楽曲。
この楽曲のPVはBUMP OF CHICKINや椎名林檎を手掛けている番場修一です。PVには女装姿が男性やティッシュ配りの若者など、秘めた自分の姿や日常を映し出すような個性的なメンバーが登場します。
モテたいモテたい女子力ピンクと
ゆめゆめかわいいピンク色が
どうして一緒じゃないのよ あーあ
汚されるための清純じゃないわ
ピンクはみせられない
あたしのゆめは
君が蹴散らしたブサイクでボロボロのLIFEを
掻き集めて大きな鏡をつくること
君がつくった美しい世界を
みせてあげる
出典: マジックミラー/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
エロティックな色としてもつかわれる”ピンク”。そして女の子が可愛らしい色としてあげる”ピンク”。
どっちも”ピンク”と名前をついた色ですが、印象としてはやっぱり違いますよね。
でも、その違いはなんなの?!と直球で突き付けてくる感じはさすが大森靖子だなという感じですね。
大注目の5位から1位まで!
5位:Over The Party

2ndアルバム「絶対少女」の5曲目に収録されているのが「Over The Party」です。
この楽曲は、大森靖子が大好きなアイドルやアーティストたちの元ネタ満載の楽曲と本人も語っています。
”Party”は、10代や20代の頃に合った夢や理想。そんなものがすべて捨て去ってしまった30代の女性の言葉がつづられています。
丁度そういう世代にとっては心にグサッと刺さる言葉ではないでしょうか。
自分が理想にしていたものに対して蓋をするような人生もあるはずなのに、ここまで真っ直ぐな攻撃力の高い言葉だからこそ、耳が惹きつけられるのではないでしょうか。
Over 30
おばさんをからかわないで
すぐに飽きてしまうから
進化する豚
今更だけどちょっとマジになっている
散らばった夢は全部捨てた
試してダメだった美容器具
ビョークのミュージック
真夜中のスクランブルエッグ
私も誰かとこんな風になりたかった
出典: Over The Party/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
4位:エンドレスダンス

アルバム「絶対少女」の3曲目に収録されているのが「エンドレスダンス」です。
永遠に踊り続ける、終わりのない踊りという意味があるこの楽曲は、出だしから、インパクトのあるフレーズですよね。
でも、こういう想いも誰もがもっているもの共感でき、大森靖子もそれを求めて書いているんだそうです。
カリスマというものではなく、身近にあるものを独創的な視点で描くことでオリジナリティが出てきています。
きらいきらいきらきらきらい
オレンジジュースに突っこんだ
小バエの羽がばたついた
生きるって超せつなかった
もう好きじゃなくなったのかな
ギャラ安くても言えなかった
がんばっても変わらなかった
新人のレジかわいかった
もう好きじゃなくなったのかな♪
出典: エンドレスダンス/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
3位:あまい

こちらもアルバム「絶対少女」の4番目に収録されている楽曲です。
この曲は、誰かに共感してほしいとかそういう想いの少ない楽曲です。
自分にしか持てない感覚、自分だけが感じられるもの。同じ季節でも一人一人が受け取る印象は違うものです。
その違いを誰かに共有するために使う言葉にはしないことで一人占めできる幸せを感じているのではないでしょうか。
タイトルにある「あまい」という感覚は、本人にしか感じれない「甘美」なものであり、第三者が受け取るとまた違った印象を受けます。
それも、また楽しみ方ですよね。
うち汚いけどベッドの上だけ
きれいにかたして幸せのステージ
今を生きるとかもうダサいでしょ
なるべくずっと一緒にいようよ
わたしだけ あなただけ 知ってるきせつ
出典: あまい/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子