運んだ量はもう何百keys 叩く電卓で励む金策
Black Money唸る万札 今日は快楽得ても明日はどうなる?
遠隔操作ででっかく計画 絵を描く繋がるInternational
Going Now俺は太く短く 見習う手本はフランク・ルーカス
シャンパングラス啜るクリスタルにCigar
出典: 雨音 feat. LA BONO/作詞:AK-69, LA BONO 作曲:RIMAZI, AK-69
「フランク・ルーカス」とはアメリカの組織犯罪組織のボス。その「フランク・ルーカス」を手本としているのです。
あくまでもハイリスクハイリターンで生き延びようとしていますね。
「そんなに危険ならまっとうに働いたら?」なんて思ってしまいますが、危険な状況でしか生きることができない人もいるのでしょう。
「シャンパングラス」「Cigar」と高価な物品が並びます。自分を誇示するためにヒップホップでは高級品やブランド物を提示します。
ブランディングの一種ですね。
チーマーのPusherがここまで来た! 地下にはイカした
I'm a Keyman Hey!チンピラどうした?ここまで来な!!
裏庭で成果あげFever Winnerそこらじゅうの街が島
Black DiaにスカウターはDITA
出典: 雨音 feat. LA BONO/作詞:AK-69, LA BONO 作曲:RIMAZI, AK-69
「Pusher」とは麻薬の売人です。確実にやばい状況を歌っていますね。近隣の街は自分たちのテリトリーのようです。
DITAとはアメリカの眼鏡のブランド。高級ブランドなのでこれを買えるのは力の象徴。
自分の力を誇示していますね。
ブンブンのスピーカーはMy menのビーマー
人生リタイアするか目指すRuler 外国で極上RIZLA吸ってクルーザー
ニセモンか量る場面のPLATINUM "R"to the E. A "L" 登場Gambler
この先が沼地ならレンジローバー まずは工場で弾く相場にBroker
素早い動作FlyHighで空 開くドアGame overかBaller
出典: 雨音 feat. LA BONO/作詞:AK-69, LA BONO 作曲:RIMAZI, AK-69
ヒップホップらしい自分を演出する歌詞です。ブランド名を羅列することで自分を大きく見せています。
自分を大きく見せることは決して悪いことではありません。自分を主張することで自分を追い込みます。
そうすることで自分の最大限のパワーを引き出そうとしているのですね。ただ単に「かっこつけている」のではないのです。
猿真似じゃなくてMo MoneyでPay me!
Like a Drug "A"ClassのブツでMake
Hey!"K"-TOWNからのAce
ぺーぺーじゃ到底 追いつけねぇPace
出典: 雨音 feat. LA BONO/作詞:AK-69, LA BONO 作曲:RIMAZI, AK-69
ヒップホップでは真似することを極端に嫌います。猿真似は非常に嫌われる行為。
オリジナルというのがヒップホップでは尊重されます。
ちょっと昔の話になりますが、DragonAshのKjがヒップホップアーティストのZEEBRAの真似をした時、非常にZEEBRAが怒ってしまいました。
そして、ZEEBRAはKjへ向けて「公開処刑」という曲を発表。ZEEBRAはこの曲であからさまにKjを名指しをして批判しています。
それほどヒップホップのアーティストはオリジナルにこだわるのです。
数打ちゃ当たるもんでも無い 狙い澄ました一発が問題
Sniperになるのは腕次第 All Night Long かき消す気配
数打ちゃ当たるもんでも無い 狙い澄ました一発が問題
Sniperになるのは腕次第 All Night Long かき消す気配
出典: 雨音 feat. LA BONO/作詞:AK-69, LA BONO 作曲:RIMAZI, AK-69
ここの歌詞は不穏な雰囲気。Sipaerとは狙撃手のことですから誰かを暗殺しようとしているのでしょう。
この抗争はどこまで続くのでしょうか。
「雨音 feat. LA BONO」の映像をチェック!
PVなし?
PVは制作されていないようなでこの映像を紹介します。静止画ですが「雨音 feat. LA BONO」を聴くことができます。
ヒップホップは購入してまで聴こうこうとは思わないという方にはYouTubeがおすすめです。
この映像ならお金をかけないでAK-69の曲を聴くことができますから。
もし気に入ったのであればCDを購入したり、ダウンロードしたりして手に入れるのも良いでしょうね。
さらに気に入った方にはライブへ行きましょう。
ヒップホップのアーティストだとライブのクオリティーが低いことが多いのですがAK-69は非常にレベルの高いライブを披露してくれます。
絶対にがっかりすることない生音を体験することができますからとてもおすすめです。
まとめ
硬派な曲
「雨音 feat. LA BONO」は非常に硬派な曲でしたね。危ない薬の取引を題材にしていました。
おそらくAK-69は薬の取引などしていないとは思います。
アメリカのヒップホップの歌詞の内容にヒントを得て「雨音 feat. LA BONO」の歌詞を書いたのでしょう。
非常に危険な状況を想像で描くことによって、「命を晒すほどに懸命に生きている!」という気持ちを表現したかったのではないかと思います。
犯罪をすることはもちろんいけないことですが、犯罪者も一般の人も命をかけて生きていることには変わりないということではないでしょうか。
ヒップホップというとあからさまに嫌悪感を抱く方もいますが、ヒップホップもれっきとした音楽の1ジャンルです。
一般のポップスと違って歌詞の内容が過激だったり、バックトラックも繰り返しが多くて音楽ではないという意見もあるかもしれません。
しかし、ドラムでリズムを刻むようにヒップホップのラッパーは言葉でリズムを刻みます。
今まで普通の歌しか聴いてこなかった人にとっては単にただ喋っているという風に聴こえる知れません。
ヒップホップは言葉を楽器のように扱ってリズムを刻んでいるのです。
こんなふうに考えてみるとちょっとヒップホップを聴きたくなりませんか。
AK-69はヒップホップの中でもポップス寄りの聴きやすいサウンドです。
ヒップホップを毛嫌いしている方でも気にいっていただけるかと思います。
まずはAK-69からヒップホップの入門をすることをお勧めします。
プロ野球選手や格闘技のプロの方に人気があるのもAK-69の歌詞が分かりやすく聴きやすいからだと思います。
ぜひ、ほかの曲も聞いてみてくださいね!
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