【虹を編めたら/fhána】歌詞の意味を徹底解説！アニメ「ハルチカ」の世界を表現した虹色のハーモニー

2番の歌詞には、叶えたい夢に向かってまっすぐ進んでいく主人公たちの姿が表現されています。

主人公が越えようとしている「丘」とはなんでしょうか。

「ハルチカ」で、ハルタとチカはある約束をしています。

それは、普門館に草壁先生を連れていくことができたら告白する、というもの。

普門館に行けなかったらどうしよう。思いが伝わらなかったらどうしよう。

そんな不安を抱えていても、「ポケットに隠し」て前に進む。

2人の目標がひとつになり、「アンサンブル」を奏でていくのです。

「名前のない色」や「ありのまま」という言葉は「ハルチカ」だからこそ。

ハルタは男でありながら草壁先生に恋をしています。

チカは最初、そのことに驚きますがハルタを恋のライバルとして認めます。

そして2人で吹奏楽も恋も切磋琢磨し合いながら頑張っていくのです。

誰が誰を好きになってもいい。そこには性別も関係ない。

そんな「ハルチカ」に込められたメッセージが、「虹を編めたら」にも表れているのでしょう。

「虹を編めたら」の一番の聴きどころである、掛け合いのようなフレーズ。

会話をするかのように男女の声が重なっていきます。

最初に声をかけるのは女性ボーカル。

それに答えるように歌うのは男性ボーカルです。

迷いや悩み。そして孤独。

そうしたものから解放され、差し伸べられた手をつかむ。

そうして2人でどこか新しい場所に飛んでいく姿が目に浮かぶ歌詞です。

一見すると、女性ボーカルの方が落ち込んでいるようにも感じます。

しかし実はハルタとチカのように、お互いに励まし合っているのではないでしょうか。

手を差し伸べるように求めているのは、自分を救ってもらうためだけじゃなく、相手に自信を付けさせるため。

そんな風に解釈することもできる歌詞だと思います。

「虹を編めたら」のラストを飾るのは、青春のキラキラがたくさん詰まった言葉たちです。

後から振り返ったらとても短い時間かもしれない。

それでもこの瞬間は間違いなく存在して、虹のような色をつくった時間なんだ。

「ハルチカ」のように、青春の尊さを感じる歌詞です。

まるで雨上がりの路面に光る雨粒のように、キラキラした想いが伝わってくる曲ではないでしょうか。

fhánaの「虹を編めたら」は、「ハルチカ」の世界に寄り添ってキラキラと輝く曲。

アレンジの細部に至るまでアニメの世界観を大切にする、fhánaの魅力が詰まった曲ではないでしょうか。

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