「僕ら」は映画のために書き下ろされた楽曲です。PONさんがシナリオを読んで作詞を始めました。
「文豪ストレイドッグス」はアクション漫画なので、戦いがテーマとなった歌詞です。
ですがそれだけではありません。ラックライフとしてのこれまでの活動、これからの活動を感じることができるアツい歌詞になっています。
ラックライフは2018年で10周年を迎えることになります。
まだメジャーデビューして約1年半ですが、それまでに沢山の苦労をしてきた、下積み時代の長かったバンドです。
これまで支えてくれた方に対する、決意表明のように感じることが出来る歌詞になっています。
神様ならさっき出て行ったよ
願い祈りはきっと届かないから
もうやめにしよう空っぽの手のひら
強く握りしめた
出典: 僕ら/作詞:PON 作曲:PON
”神様ならさっき出て行ったよ”という、かなりインパクトの強い歌詞から楽曲が始まります。
自分たちは何も持っていないかもしれません。ですが、神様の類に願ってみたところで意味がないのです。
微力な自分たちよりもきっと頼りになりません。だからこそ、神様を自ら放棄したのでしょう。
きっと何かを信じるよりも、自分たち自信を信じることが力になります。
足りない何かに気付く度
情けない自分が嫌になるな
震える足、動いて
息を吸い込んで
心が知ってる
進むべき道へ
出典: 僕ら/作詞:PON 作曲:PON
足りない、知らないと感じた時、愚かに思えてきたり、劣っていると思いがちになります。
次のレベルにステップアップできるチャンスだから、辛い思いをする必要はないのです。
足が竦んでも、自分を信じて歩きます。自分が進むべき道を心に尋ねて、進むべき道を歩いていきます。
戦え僕ら今顔上げて
新しい僕らになってゆくよ
空っぽの手のひら
君の手握って
それだけで
僕らは行ける
出典: 僕ら/作詞:PON 作曲:PON
挑み続け、乗り越えていくことで新しい自分になっていくのです。それは成長した証です。
自分の手には何も無いと思ってしまいますが、お互いに手を握り合うことができます。
これまでに長い間共に活動してきました。だからこそ、多くを語る必要はありません。
お互いに信じ合い、手を握ればそれだけで乗り越えることが出来るのです。
これまでの歴史を感じる歌詞
「僕ら」は、ラックライフがこれまでに音楽活動を続けてきた経験があってこそ書ける歌詞だと思います。
この歌詞から、これまでラックライフが積み重ねてきた歴史や友情、信頼など様々なことが感じられました。
”僕らは行ける”や”僕らは生きる”という歌詞から、彼らの強い絆を感じました。ですが、直接的にその絆を歌っているわけではありません。
そして最後まで”空っぽな手のひら”という表現をしているのにもラックライフらしさが表れています。
10年という期間で手に入れてきたものはきっとあるはずです。それでもいつまでも謙虚で上を目指そうという強い意志があるのでしょう。
更に10年が経った頃には、この歌が彼らにとって思い入れの深い楽曲になっていることでしょう。
終わりに
ラックライフの「僕ら」を紹介させて頂きました。
歌詞はラックライフのこれまでの活動を思いながら解釈させて頂きました。
映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」は2018年3月3日から上映開始ということで、既に上映されています。
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