【宇多田ヒカル/Can't Wait 'Til Christmas】歌詞の意味を徹底解釈してみる！

最後の”クリスマスまで待たせないで”が登場です。

これにより、この物語は終焉を迎えていきます。

ここで宇多田さんが伝えたいことは、「人はなぜ明日を追いかける?」です。

つまり、今まで語られたこのイブの物語に重ね合わせると、明日＝クリスマスということに。

「特別な日だから特別にするんじゃなくて、ふたりのたった今を大切にしてほしい」

”大切な人を大切にする”たったそれだけでいいんです。

クリスマスまで待たなくても。

宇多田さんが「Can't Wait 'Til Christmas」に乗せた「今を大切に」のメッセージ。

実は、過去の楽曲でも一貫してこの想いを発信しています。

それが分かるのが、2005年にリリースされた「Be My Last」の歌詞。

どうでしょうか?両曲の世界観が似ていると思いません?

さらに、2017年に発売された「あなた」という曲ではこう歌っています。

特別な日が壊す日常もあると思うんです。

それなら明日も代わり映えのしない1日でいいと。

今がしあわせなら。

「Be My Last」でいつか結ばれるより、今夜1時間会いたいと訴える。

「Can't Wait 'Til Christmas」では、なんでもない日もそばにいたいと願う。

そして、「あなた」では今日と同じ明日を、と神に手を合わせる。

宇多田さんは一貫して、ありふれた今が幸せであるという「特別」を唄っているわけです。

虹色の想いが街をたゆたう夜。

ありふれた日常がほんの少し微笑む。

凍える手はいつも通り世界を回し、身を寄せ合う人は暖をとる。

帰路を急ぐ人の片手には、宝箱。

子どもたちは朝方の枕元に想いを馳せる。

色んな物語のページがめくられるクリスマス。

皆さんも宇多田サンタからのプレゼントを受け取ってみてはいかがですか?

大切な今をもっと大切に出来ると思いますよ。

ちなみに、宇多田さんが結婚式を挙げた式場。

イタリア・プーリア州中部の小さな港町にあるそうです。

名はサンタ・マリア・アッスンタ教会。通称サンタ教会。

この他にも宇多田ヒカルさんには素敵な楽曲がたくさんあります。

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