THE BLUE HEARTS「夢」
13枚目のシングル
ブルーハーツの楽曲「夢」は1992年10月に発売されました。
アップチューンのロックナンバーで、夢を叶えたい気持ちが歌詞に表現されている楽曲です。
発売から25年の時を経て、ブルーハーツが解散してしまっているにもかかわらず、今も多くの人から愛されています。
ドラマ「人にやさしく」主題歌
香取慎吾さん、松岡充さん、加藤浩次さん、須賀健太さんらが出演していたフジテレビ系ドラマ「人にやさしく」。
2002年に放送され、“3ピース”の合言葉でおなじみのヒューマンドラマです。
このドラマの主題歌にブルーハーツの「夢」が起用され、なんとCDも再び2002年に発売されることになりました。
10年後に再リリースというのはとっても珍しいです。
ちなみにドラマタイトルの「人にやさしく」というのも、ブルーハーツがインディーズ時代に発売した楽曲「人にやさしく」からきています。
ドラマの挿入歌にもなっていた、こちらの曲も2002年に再発売されました。
ドラマには他にも「終わらない歌」や「ロクデナシ」が流れていて、ブルーハーツ好きにはたまらないラインナップになっています。
もしかしてドラマの関係者がブルーハーツ好きだったのでしょうか?(笑)
ちなみに、タイトルと楽曲名が同じなので「人にやさしく」が主題歌だとよく間違われやすいのですが、主題歌は「夢」の方です。
初めて発売された1992年からのファンはもちろん、10年後に発売されたのをきっかけに好きになった方もいると思います。
この再リリースがあったからこそ、幅広い世代にこの楽曲が知られているのかもしれません。
「夢」の歌詞をチェック
「夢」という楽曲のタイトルどおり、“夢”に対する熱い想いがあふれている歌詞にも注目していきたいと思います。
夢は無限
あれも欲しいこれも欲しい
もっと欲しいもっともっと欲しい
俺には夢がある
両手じゃ抱えきれない
俺には夢がある
ドキドキするような
家から遠く離れても
なんとかやっていける
暗い夜に一人でも
夢見心地でいるよ
出典: 夢/作詞:真島昌利 作曲:真島昌利
欲しいのは物かもしれないし、名誉かもしれない……いや、もしかしたらお金かもしれません。
人間の欲望にはキリがないですが、夢を見ることは無限です。
いつかこうなりたい自分の姿があるからこそ、毎日をどう過ごすのかが決まります。
この歌詞の中では、自分の夢をかなえるために故郷を離れて暮らしている様子が分かります。
ひとりきりの家で過ごすのはとっても寂しいけれど、それよりも夢を叶えたいと思う気持ちが大きいのです。
本物の夢とは?
たてまえでも本音でも
本気でもうそっぱちでも
限られた時間のなかで
借りものの時間のなかで
本物の夢を見るんだ
本物の夢を見るんだ
出典: 夢/作詞:真島昌利 作曲:真島昌利
人に夢を伝えるときに、笑われたら恥ずかしいと思って嘘をつくことがあります。でも心の奥が本音なら大丈夫。
だけど自分の気持ちに嘘をついていたら、時間だけがどんどん過ぎていってしまいます。
夢は無限だと先ほどいいましたが、人生は有限なんです。そしてその期間は人によって違います。
もし自分の気持ちと反対のことをして夢から遠ざかってしまっているのなら、せめて自分に正直になりたい……。
“本物の夢”とは人から認められる“夢”ではなく、自分が納得して目指していきたい“夢”のことではないでしょうか。
夢が叶う未来をイメージ
俺には夢がある毎晩育ててる
俺には夢がある時々びびってる
何だかんだ言われたって
いい気になってるんだ
夢がかなうその日まで
夢見心地でいるよ
出典: 夢/作詞:真島昌利 作曲:真島昌利
夢を追求している様子、そしてもしかしたら叶わないかもしれないと弱気になっている様子が伝わってくる歌詞です。
夢が叶えばもちろん嬉しいけれど、叶う姿をイメージすることも楽しかったりします。
妄想の中の自分は、自分の思い通りに描くことができますからね(笑)
まだまだ道の途中にいて、現実は辛いことばかりかもしれません。
でも夢を叶えた自分があまりにも素敵な姿だったら、苦しさなんて吹き飛んでしまいます。
時にはそんな自分に浸るのも悪くないですね!!
「夢」の歌詞は叶えたい夢に対する貪欲な想いが込められてます。
特にサビは何度も繰り返されて歌われているので、夢への熱い気持ちがより伝わってきますよ!!