君の恋心は変わらないのに、二人の恋は思い出へと変わっていく

写真に写る君の手の中で
風車は回り続けるのに
君が僕にくれたブルーハワイは
今、溶け始めたんだ。

出典: https://www.youtube.com/watch?v=RXKsBPv9BMk

「写真に写る君」を見ると、その「手の中で」「風車は回り続け」ているように感じるくらい、まだ「君」と一緒だった日々と同じように「僕」の中では時間が流れているのに、「君」と「僕」の恋は、もう思い出に変わろうとしていたのでした。

その象徴となるのが、「君が僕にくれたブルーハワイは」「溶け始めた」と言う歌詞です。

「色水」とは「君」が「僕」にくれた「ブルーハワイ」が溶けたものだったのですね。

かき氷を持つと、「僕」と「君」の体温で溶けて行くように、二人の恋は溶けて思い出になってしまったのです。

溶けた「ブルーハワイ」のかき氷を、あえて美味しそうなのに飲むことができない絵の具などに染まった水に使う「色水」という言葉で呼んだのは、

思い出になってしまった「君」との恋には、どんなに楽しそうで幸せそうで輝いていても、もう触れることも戻ることもできないからでしょう。

二度と戻ることができない恋を溶けてしまったらもう戻らないかき氷に例えた歌詞おいしくるメロンパンというバンドの実力が伺えますね。

時が経って、もう寂しくはないけど今でもその空の味には切なくさせられる

色水になってく 甘い甘いそれは
君と僕の手の温度で 思い出を彩ってく
寂しくはないけど ちょっと切なくて
流し込んだ空の味

出典: https://www.youtube.com/watch?v=RXKsBPv9BMk

ここまでの解釈でわかりましたが、このサビの歌詞、「君」との恋を、夏祭りで一緒に食べた「ブルーハワイ」のかき氷の思い出に重ねて回想する歌詞だったのですね。

そう考えると、「寂しくはないけど ちょっと切なくて」という歌詞も、二人の恋が終わって時が経ち、もうさみしくなったりはしないけど、思い出すと夏が終わってしまう時の空を見上げた時のような切なさを感じるという意味だとわかります。

いつか忘れてしまうのかなと思っていた「僕」でしたが、「君」との夏の恋はいつまでも「ブルーハワイ」の空色と一緒に胸の中に残り続けたのですね。

おわりに

「色水」(おいしくるメロンパン)の歌詞に隠された意味が切ない...!?コードも掲載!の画像

おいしくるメロンパンの「色水」の歌詞を紹介しましたがいかがでしたか?

物語性を感じさせる、選び抜かれた言葉で構成された歌詞と、ナカシマさんの印象的な歌声もこの曲の魅力を形作る要素だと思いますが、儚さも感じさせながらパワフルなバンドサウンドも魅力ですよね。

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