あいみょんの【強がりました】はこんな曲!

2015年リリースの1stインディーズミニアルバム『tamago』より

あいみょん【強がりました】歌詞を徹底考察!主人公は何を後悔してる?素直に愛情を伝えられていたら…の画像

今回ご紹介するあいみょん楽曲【強がりました】は、メジャーデビュー前のものとなります。

インディーズ時代の1stミニアルバム『tamago』に収録されていますね。

メジャーデビュー前から彼女のシンガーソングライターとしての才能を感じさせてくれるアルバムです。

しかもこのジャケット写真からもそのセンスをうかがい知ることができます。

なぜ寿司のたまごなのか?その理由はWikipediaではこのように記載されていました。

ジャケットはコラージュ画像の中央に寿司のたまごが配置されており、あいみょん曰く「ファースト感」を出すためとのこと。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Tamago

強がって離れることを選んだ主人公の後悔が綴られている

あいみょん【強がりました】歌詞を徹底考察!主人公は何を後悔してる?素直に愛情を伝えられていたら…の画像

楽曲の主人公は愛した彼を諦めしまい、それを悔やんでいる女性です。

恋愛をしたらきっと1度は経験することがある「辛い別れ」について歌っている1曲。

そして歌詞のひとつひとつがとても的を得ていて、自分の恋愛に置き換えても頷けるはず。

等身大の苦悩する女性の心情を見事に歌っているあいみょんの低音ボイスも、心地よく胸に響きます。

言葉選びのセンスや気持ちを文字で伝えることの上手さにおいては、近年稀にみる存在ではないでしょうか。

読者の皆さんも、辛い別れや苦い思い出、今は前向きになれたけど当時引きずった恋など…。

ちょっぴり切ない恋愛を想い出しながら読み進めてみてくださいね。

まずはリリックムービーをどうぞ

『偽コイ同盟』とコラボしたリリックムービー

ご覧いただいたリリックビデオは漫画『偽コイ同盟』とのコラボレーションです。

この漫画は高校生同士による恋の駆け引きが描かれるストーリー

嫉妬して欲しい女の子のある行動により、2組のカップルが切なく傷つけあっていく様子が描かれています。

嫉妬や愛情、かけひきや浮気、そして浮気された者同士による浮気の仕返し…。

この年頃のカップルにしてはやることがませているのですが、大人になる手前の恋愛の葛藤が見事です。

そしてあいみょんの【強がりました】により、原作はさらに大人気となりました。

この動画発信で原作を読んでみたという方も多かったようです。

そしてなにより楽曲の内容と漫画のストーリーがマッチしてなんとも切なさ満載です。

それではここからは本題に入っていきたいと思います!

“強がった”結果どうなった?歌詞から見える主人公の気持ちに迫ります

あたしを捨てたあなたは馬鹿で
あなたを諦めた私はアホ
二人は完璧なはずだった
幸せに頷いた夜もあった

出典: 強がりました/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

冒頭から伝わってくる主人公の後悔は、まだまだ未練の残る彼についての嘆きからはじまります。

1、2行目から分かるのは彼から切り出された別れによって2人の関係が終わってしまったという事。

それまでは上手くいっていたはずなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。

3行目の歌詞からは“なのになんで”という納得できなかった主人公の心情が伝わってきます。

笑い合ってこれからもずっと一緒だよと幸せを誓い合った2人だったのかもしれません。

そんな関係に終わりがくるなんて想像もしていなかったはずです。

このたった4行の歌詞で、主人公の悲しみが十分に伝わってきますね。

そして後悔の理由は2行目でもいっているように彼を諦めた事

“すがってでも別れたくなかった。”口には出せないそんな心の声が聞こえてくるようです。

この先の歌詞ではどれだけ傷ついた想いが綴られているのでしょうか。

読み進めてみましょう。

ケンカしてでも同じ道を歩いてきたのに

いつからか互いの間にできた壁
目の前には黒と白の分かれ道
手を取り歩いていたのは
とうの昔 あの時は睨みあった

出典: 強がりました/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

自分たちでも気が付かないうちに何となくすれ違っていた恋人同士。

恋愛中には倦怠期やマンネリという言葉があるように、そういう時期もやってきます。

でも今回違ったのはそういう時期の乗り越え方です。

今までだったら、たとえ道が二手に分かれていても喧嘩をしてでも同じ道を歩いてきたのです。

それは2行目から4行目の歌詞を見ればわかりますね。

特に最後の歌詞の「あの時は~」という1文は、お互いそっぽを向かずまだ歩み合っていたという事でしょう。

しかしいつのまにかお互いの道を進むようになってしまい、平行だった道も反れはじめてしまったのです。

そして気が付いたときにはお互いの道から離れるように遠くなってしまった2人の距離…

そんな様子が見事に歌詞に反映されていて、とても切なくなりますね。