「ホタルノヒカリ」を徹底解釈!
テーマは「切なさと疾走感」
国民的な大物アーティストとして、誰もが知る「いきものがかり」。
映画やドラマなど、様々なメディアとのタイアップは止まるところを知りません。
まさに、日本に認められた三人組といえるでしょう。
今回はそんないきものがかりの数々の名作の中から、「ホタルノヒカリ」をご紹介します。
テーマは「切なさと疾走感」。
「ホタルノヒカリ」に込められたメッセージについて、深掘りをしていきます。
名作が詰まったアルバムに収録!
「ホタルノヒカリ」はメジャー4作目の「ハジマリノウタ」に収録されたナンバー。
2009年12月23日にリリースされ、一躍話題になったアルバムです。
日本レコード大賞最優秀アルバム賞を受賞した作品。
「ホタルノヒカリ」以外には、ポッキーのCMで話題となった「じょいふる」がトラックイン。
他には、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲として製作された「YELL」。
「はたらいく」のCMソングとなった「なくもんか」が収録されています。
どの曲も珠玉の作品として、愛されています。
テレビアニメのテーマソングに抜擢!
「ホタルノヒカリ」は、人気テレビアニメ「NARUTO」のEDテーマソングに大抜擢されました。
このアニメは、「ホタルノヒカリ」のテーマに沿っています。
主人公のナルト、そのライバルのサスケ、そして彼らの周りのすべての登場人物には、夢や目標があります。
ナルトは、里で一番偉い火影になること。
サスケは、ある男を倒すこと。
皆それぞれ戦う理由(目的)を持っています。
ときには、文字通り命を落とすくらい危険な目に遭うことがあります。
それでも彼らは戦い、必死に生きます。
胸に宿る光が彼らの道筋となるからです。
ときに弱々しくもなるけれど、その光は力強く灯ります。
そして彼らの周りには応援してくれる人が必ずいます。
つかみたいものに向かってひたすらに突き進む疾走感。
時として、夢が破れたりリミットを迎える切なさ。
けれども、光が弱まっても、夢や目標は輝き続けます。
あなたの心を照らす「ホタルノヒカリ」
強く光るホタルのヒカリ
「ホタルノヒカリ」のテーマは、「切なさと疾走感」。
この歌に登場するホタルは、夢や希望や目標を持っています。
その夢に向かって、少ない命を燃やします。
儚い光に見えますが、力強く夢に向かって輝く光。
きっと誰にでも夢や目標はあるでしょう。
夢に挫折や困難を感じるときには、その光は弱くなることもあるかもしれません。
しかし、ホタルの光は決して消えません。
あなたの心を照らしてくれる道しるべとなるのです。
飛んで火に入る夏の虫
ホタルはよく、「飛んで火に入る夏の虫」の例えとして使われます。
これは、危険や災難に自ら飛び込んでいくことを表したことわざ。
夢や目標を達成するためには、ときには危険を侵さなければいけないこともあるでしょう。
でも、大丈夫。
夢や目標を追うあなたの周りには、必ず助けてくれる人がいます。
あなたが光を見失わなければ、あなたの夢は輝き続けます。
困難や苦難があなたを襲ったときには、思い出してみてください。
あなたの命の炎や心を揺らす光をきっと見つけられるはず。
ホタルの命
ホタルの命は、とても短いというのをご存じでしょうか?
期間にして、約1~2週間ほど。
これは、成虫でいる期間です。
幼虫の期間を合わせると、約1年。
いかに成虫でいる期間が短いのが分かるでしょう。
そのわずか1~2週間の間にパートナーを見つけて、子孫を残す。
子孫を残すという目的のために、残されたわずかな期間を必死で生きます。
私たち人間にもきっと同じことがいえるはず。
与えられた人生という期間で、必死に生き、夢や目的に向かう。
ときには危険を省みず、火の中に飛び込む。
命が燃える儚さと夢や目標に向かい疾走する姿。
ホタルに重なる私たちの姿がテーマに結び付きます。