A B
一段低い所に置き換えたシャワーが
C#m B A
たまらなくこの上なく愛しかったよ
A B
簡単に水に流せない思い出
A B E A B C#m Bm7 E7
一瞬我に返る 君が居ない部屋に1 人だっ た
A B E A B E
今週君は帰る 生まれ育った町へと
出典: 愛の標識/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観
E A
死ぬまで一生愛されてると思ってたよ
B C#m→
信じていたのに嘘だったんだ
Bm7 E7 A B
そこの角 左 その後の角右
A B E
真っ直ぐ行っても 愛は行き止まり
出典: 愛の標識/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観
A B
君の故郷を代表するあの銘菓は
C#m B A
たまらなくこの上なく甘かったな
A B
簡単には飲み込めない現実
A B E A B C#m Bm7 E7
一瞬我に返る 君が居ない部屋に1人だっ た
出典: 愛の標識/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観
A B E A B E
今週君は帰る 生まれ育った町へと
A B E A B C#m Bm7 E7
一瞬我に返るけど 君と居たあの部屋は2人だった し
A B E A B E
今週君は帰る 生まれ育ったあの町へと
A→
元気でね
出典: 愛の標識/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観
A B E Esus4 E A B C#m Bm7 E7
A B C#m Bm7 A B E...
(N.C.)
死ぬまで一生愛されてると思ってたよ
出典: 愛の標識/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観
「愛の標識」の歌詞を考察する
「愛の標識」はここまでに何度かお伝えした通り、『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』というアルバムのリード曲です。
またこのアルバムのタイトルも、おそらくは「愛の標識」の歌詞冒頭の言葉からとられたのだろうと思います。
この楽曲とアルバムの関係は、「愛の標識」あってこその『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でありつつ、このアルバムがあるからこその「愛の標識」でもあります。
つまりこの2つの関係はお互いがいないと存在できない、持ちつ持たれつの関係ともいえます。
「愛の標識」の歌詞は、自分の元から彼女が去っていってしまったことを歌っているのですが、今の自分の生活の中にはどうしたって消せない彼女の想い出があちこちにあります。
消せない彼女との想い出や過去があるから、その時に交わした言葉について“嘘だったんだ”ということができて、何とか寂しさを紛らわせている現状。
でも彼女が去ったことで愛が信じられなくなった気持ちもあって、彼の中にはこの2つがせめぎ合いつつ共存している状況です。
これは“愛”と“裏切りに対する憎しみ”が彼の心で持ちつ持たれつしている感じがします。
また、この楽曲の中に描かれている“彼女がいた形跡”の表現は本当に生活感が出ていて上手だなと思いますね。
例えば彼の部屋のバスルームにあるシャワーは、彼女の背丈に合わせて1段低くなっていたと描かれています、そして彼はそれがとても愛しかったとも。
こういう生活感は、実際に彼女が居ると時には何気ない風景として流してしまいますが、その人がいなくなると無性に“その人の存在”を浮かび上がらせるんですよね。
そして、彼女の故郷の銘菓についても描かれていますが、彼女はこれまで帰省しても結局は彼の元へ戻ってきていたわけです。
だからこそ、彼は彼女の故郷の銘菓を食べたことがあったのでしょう(彼女からのお土産などで)。
しかし今回は彼女は故郷に帰ったまま、もう彼の元へと戻ってくることはないのです。
こうなると、たとえその銘菓が甘すぎて正直彼には苦手な物であったとしても、今後は懐かしかったり想い出の味になってしまったりします。
今までなら何気なかった日常が、風景が、人間の関係性が変わることで容易に終わってしまう切なさを、この楽曲からは強く感じますね。
そして、この楽曲は最後に“元気でね”と締めてあることで、きっと彼にとっては私信のようなつもりで書かれたのだろうなぁということがわかります。
切なさと愛情がにじむこの楽曲は、距離が離れることで別れを選択した人にとって、本当に心打たれる楽曲でしょう。
おわりに
ハイトーンボイスながらとってもパワフルでこれぞロック!という楽曲を歌い上げているボーカルの尾崎世界観。
クリープハイプの楽曲のほとんどは彼が作詞・作曲をしてますが、もちろん彼のその独特の歌詞とメロディがしっかりとバンド曲に昇華できているのはバンドメンバーがいてこそ。
クリープハイプにはこれからも、誰にもマネできないオリジナリティ豊かな楽曲を作り・演奏し続けていってほしいですね!
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