尾崎豊「卒業」
本日ご紹介するのは、尾崎豊さんの「卒業」という作品でございます。
「不良ソング」なんて呼ばれたり歌詞が過激だと言われたりと、少々訳ありソングらしき面もある一曲ですが本当にそうなのでしょうか。
実際の楽曲と概要を知ることで考えてみましょう。また複数の解釈ができないか、お時間があれば深読みにもぜひトライしてみてくださいませ。
収録アルバム
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「卒業」の歌詞は?
何に縛られるべきか
校舎の影 芝生の上 すいこまれる空
幻とリアルな気持 感じていた
チャイムが鳴り 教室のいつもの席に座り
何に従い 従うべきか考えていた
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00419
校則や時間割といった学校のルールに従うよりも、違う何かに従うべきなのではないか。
そんな疑う気持ちから曲がスタートします。
学校に限らず、定時で働くオフィスも同じことがいえますね。誰かが決めたルールに囲まれた生活に共通点があります。
ざわめく心 今 俺にあるものは
意味なく思えて とまどっていた
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00419
学生という無力さか、未来や居場所が見いだせない絶望感か。
とにかく現実に置かれた状況に虚無を感じずにはおれない心境を悟ることができます。
この支配からの 卒業
卒業して いったい何解ると言うのか
想い出のほかに 何が残るというのか
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00419
「この支配からの卒業」の部分が非常に重要なポイントになっています。
単に学校や教師からの卒業を意味するだけではなく、「自分自身」からの卒業でもあるともいえましょう。
人は誰も縛られた かよわき子羊ならば
先生あなたは かよわき大人の代弁者なのか
俺達の怒り どこへ向かうべきなのか
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00419