飯窪春菜さんの卒業ソング「Y字路の途中」
多くのファンを獲得し続けているアイドルグループ、モーニング娘。
今回は「モーニング娘'18」の名義でリリースした「Y字路の途中」という楽曲を紹介します。
この楽曲のリリース日は2018年10月24日。
66枚目のシングルである「フラリ銀座/自由な国だから」の中に収録されています。
この楽曲は、2018年8月に卒業を発表した飯窪春菜さんのための卒業ソングって知ってましたか?
飯窪春菜さんといえば、モーニング娘。のサブリーダーとして長年活躍していた人気メンバーです。
そんな彼女の卒業ソングのテーマは、なんと「就活」。
自分の将来に不安を覚えながらも、就活を乗り切る主人公を描いた歌詞が印象的な楽曲です。
モーニング娘。を卒業して、一人で歩いていくことを決めた飯窪春菜さん。
そんな飯窪春菜さんの心境とリンクしている歌詞になっているんですよ。
ライブ映像っぽいMVも要チェック!
飯窪春菜さんの卒業ソングなので、当然センターポジションは飯窪春菜さんです。
全員ピンクと黒の可愛らしいストライプ柄のワンピースに身を包んでいます。
可愛らしさが全面に出ている素敵な衣装ですね!
MVの所々に手描きの歌詞が登場しますが、実はこれ飯窪春菜さんが実際に書いた文字を使っています。
きっと自分の気持ちとリンクさせながら書いたんだろうな~と思うと、感動で泣けてきますね。
そして、MVの最後の方で飯窪春菜さんのソロになる部分も必見。
長年モーニング娘。で頑張ってきただけあって、輝かしいオーラを感じることができます。
ファンであれば感動必至な映像です。
そうでない人も可愛い衣装や完成度の高いパフォーマンスにきっと目が奪われることでしょう。
自分の道を決める主人公に感動!歌詞の意味を徹底解説!
就活中の人の心に沁みる歌詞は必見!
テーマは「就活」だと先述した通り、就活中の人は深く共感できる歌詞になっています。
学生の頃は「勉強を教えてもらう」という受け身の立場ですが、社会人になると変わります。
今度は自分が働いて、社会に貢献していく形をとっていかなければいけないのです。
だからこそ、就活の時期って深く悩むもの。
そんな就活特有の苦悩や葛藤をリアルに描きながらも、この歌詞の主人公は自分の道を決めます。
この歌詞を読めば、自分の進みたい道へ踏み出す主人公にきっと勇気をもらえることでしょう。
一体どのような苦悩や葛藤を主人公は抱えていたのか。
そして、どのような決断をしたのか。
その辺も含めて、以下の項目で解説していきます!
1番の歌詞
2つの進路で揺れている主人公
Y字路の途中 濃い霧のなかで
どっちを選べばいいか
さぁ、決める時が来た
出典: Y字路の途中/作詞:大橋莉子 作曲:大橋莉子
「Y字路」というのは、2つの進路のことを指しているのでしょう。
自分が本当に進みたい道と、そうでない道。
その2つの間で揺れていることが、この歌詞から読み取れます。
きっと自分が本当に進みたい道は、周りの反対があったり、不安定な収入だったりするのでしょう。
何かしらの大きなデメリットがあるから進むことを躊躇しているのではないかと読み取れます。
それでも「その道を突き進みたい」という気持ちが抑えられないのです。
しかし、その一方で「もっと安定した道を選ぶべきでは?」といった考えもよぎっています。
そして「濃い霧」とは、全く展開が読めない未来のことを指していると解釈しました。
きっと、将来自分がどのようになるか見通すことができたのなら、こんなに悩むことはないでしょう。
でもそれが分からないからこそ、どっちの道に進めばよいのか迷ってしまう。
しかし「決める時が来た」といっているので、ゆっくり迷っている時間ももうないのです。
ひとつの道に絞らなければいけないという状況であることが分かります。
秘密基地で主人公が思ったこととは
バイト帰りに 寄り道して
小さな頃の秘密基地へ
あの時よりも 背は伸びたけど
なかったはずの悩みの数が増えてった
出典: Y字路の途中/作詞:大橋莉子 作曲:大橋莉子
バイトをしながら必要なお金を稼いでいる主人公。
この主人公が学生なのか、それともすでに学生を卒業したフリーターなのかは不明です。
どちらであれ、正社員として働いているわけではないという点は確かといえるでしょう。
そんな主人公は、昔作った秘密基地へと立ち寄ります。
秘密基地をいえば、子供が作るもの。
だから、大きくなった今ではその秘密基地がきっと窮屈に感じるのでしょう。
身長が子供の頃よりも遥かに大きくなり、知識量も増えた主人公。
しかし、だからといって自由で幸せな日々を手に入れたわけではありません。
むしろ、大人になるほど悩みは増えていくものなのです。
将来自分は何になりたいんだろう。
お金はどうやって稼いでいけばよいのだろう。
周りの人は自分のことをどう思っているのだろう。
そんな悩みの種が尽きない状態に主人公は陥ってしまったのです。