KICK THE CAN CREW「住所 feat. 岡村靖幸」
約15年ぶりのシングル
もはや、今を生きる若者はKICK THE CAN CREWを知っているのでしょうか。
そんな不安もありますが、筆者の世代にはどんぴしゃ!そして、いつまでも色褪せない彼らが約15年ぶりのシングルを2018年8月29日にリリースしました!
タイトルは「住所 feat. 岡村靖幸」。
むしろ岡村靖幸も今の若者には、あまり馴染みがないかもしれません。
カリスマ性の高い楽曲とパフォーマンスで支持を得ている、まさにアーティストと呼ぶにふさわしい人物こそ岡村靖幸であり、近年ではコラボに力を入れている印象があります。
そんな強力な味方を得たKICK THE CAN CREW。
今回の楽曲は作詞を全員で、そして、作曲をKREVAが担当しています。
さらには、サウンドプロデュースに蔦谷好位置まで迎えてしまって、向かうところ敵無しの状態で完成した作品なのです。
2004年の人気絶頂時に発表された活動休止から長い期間を経て、2017年に復活を遂げた彼ら。
そんな彼らの過去、現在、未来がギュッと凝縮されたようなシングル作品の内容は愛という普遍的で一番難しいテーマに挑戦しています。
世の中に溢れている、そして、ずっと昔から多くのアーティストが追い求めてきたラブソングを現在の彼らが歌うと一体どうなるのでしょうか。
収録曲は?
ちなみに、収録曲は以下の4曲になっています。
1. 住所feat. 岡村靖幸
2. Keep It Up
3. 住所feat. 岡村靖幸 (Inst.)
4. Keep It Up (Inst.)
出典: https://www.amazon.co.jp/住所-feat-岡村靖幸(初回限定盤:Single-CD-CD/dp/B07FXM3KGK
カップリングには、KICK THE CAN CREWとしての新曲「Keep It Up」も収録され、どちらも聴き逃すことのできない注目度の高い作品に仕上がっています。
ちなみに15年前の前作は?
「脳内VACATION」
また、ここで気になるのが前作です。
ファン待望の約15年ぶりのシングルと言っても、どんな曲を歌っていたっけ?という人も、前作なんて知らない!という人もいるでしょう。
そんなあなたのために前作も紹介しておきます。
彼らの前作は、2003年12月10日にリリースされた15枚目のシングルである「脳内VACATION」です。
この時期に行なっていた5ヵ月連続7リリースというなかなか無茶な企画のラストシングルであり、その話題性やワンコインシングルであったことも相まってかオリコン週間チャートでは13位と高記録をマークしました。
休みをテーマにゆるく、でも、かっこよく飾らずに描かれた楽曲で、そのまま活動休止に入っていったのにも何か縁を感じるような作品に仕上がっています。
それでは、そんな前作も踏まえて、次に「住所 feat. 岡村靖幸」のMVを観ていきましょう。
MVを解説!
日常に潜む幸せを具現化
MVの内容は、同棲中のある女性が自分の部屋で目覚めるところから始まっていきます。
そして、朝から夜へとどんどん移り変わっていく日常の中で、ポスターやスマホの画面、雑誌の表紙など、ところどころにKICK THE CAN CREWのメンバーや岡村靖幸が登場してくる映像になっています。
仲睦まじく過ごす男女の日常の中で、それを見守り繋いでいく役割を果たしているものに扮していくことで幸せはいつでもそばにあることを表現しているのではないでしょうか。
また、不自由なく身の回りのものがあることで、その幸せが成り立っているのだということを伝えているとも考えられます。
そんな日常に潜む幸せを具現化したMVに仕上がっているとも言えるでしょう。