復活を遂げたキック(KICK THE CAN CREW)!
KICK THE CAN CREW ニューアルバム「KICK」スペシャルサイト
KICK THE CAN CREW 14年ぶりのニューアルバム「KICK!」8月30日発売!
HIP HOP界のレジェンド的存在
KREVA、LITTLE、MCUの3名で結成されるKICK THE CAN CREW(略称は“キック”が一般的なのですが、今回は以下“KTCC”と表記します)。
3MCによるテンポ抜群のライム。ポジティブな気持ちになれるエモーショナルな楽曲の数々は、2000年代に多くの若者やHIP HOPファンを魅了してきました。
2001年にメジャー入りし、翌年には5thシングル「マルシェ」をリリースして紅白歌合戦に出場!まさに人気の絶頂に立っていました。
ですが、2004年に突如グループは活動を休止。それぞれのメンバーはソロやユニットという形で音楽活動を続けました。
その後、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」にKTCCとして出演を果たしていましたが、当時は新曲のリリースなどはありませんでした。
しかしなんと、去年2017年にグループ結成20周年を迎え、KTCCのレコーディングが開始。事実上のグループ再始動実現です!
まさに青天の霹靂。当時から彼らのファンだった人達は、この衝撃の発表に驚きと感動の声を挙げました。9月には日本武道館にてスペシャルイベント“復活祭”が開催!
彼らが主催の武道館ライブは2002年以来…。昔からのKTCCファンにとって、文字通り“待ちに待った”イベントですね。
約14年(正確には13年と8ヶ月)という長い期間、各々がソロ活動でスキルを磨き、そして20年目で新たなスタートを切ったKTCC。
彼らの軽快なラップやノリの良い音楽性が、今後どのように音楽シーンを盛り上げてくれるのか楽しみですね!
完全録りおろしの新作「KICK!」
ファンが待ちに待ったKTCCの4thアルバム「KICK!」は2017年8月30日にリリースされました。
長きにわたる沈黙を破り見事再集結を果たしたKTCC。最新録りおろし全10曲を詰め込んだニューアルバムとなっています。
かつての熱いラップの掛け合いや心を揺さぶるメッセージ性そのままに、ソロ活動でさらに高まったその歌声は、KTCC&HIP HOPファンならまず聴き逃せない逸品です!
「sayonara sayonara」について
「sayonara sayonara」は、KTCCの7枚目シングルとして2002年にリリースされました。
歌詞の違う別バージョンも存在し、2ndアルバム「magic number」や8thシングル「アンバランス」に収録されているものを含めた計3曲があります。
そしてPVには、当時「おはスタ」などで人気だったお笑い芸人のガレッジセールが登場していますよ。
軽快なラップに乗せて語るのは、情けない己を変えたいという気持ち、まだ見ぬ未来への羨望を表現したリリック。
どこかネガティブだけど、ひたむきに今を生きる姿勢。そんな共感性の高い「sayonara sayonara」には、聴いてて「頑張らなきゃ」と励まされた人も多いのではないでしょうか?
センチなメロディラインに丁度良いスピード感、くじけそうな人の胸に刺さるフレーズは、普段ラップを聴かない人でも親しみやすい仕上がりになっていますよ。
歌詞をチェック!
LITTLEパート
ライツ カメラ アクションで棒立ち 次回からは用なし
いつか見た様なシーン(シーッ ビークワイエット!)
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
“ライツ カメラ アクション”とは撮影で使われる“照明 撮影カメラ アクション”のことでしょう。
自分の人生をドラマや映画の世界に投影しているように思えます。
「いつか見た様なシーン(シーッ ビークワイエット!)」。
“ドラマって似たような演出(シーン)ばっかり。オイオイ、そういう野暮なツッコミは無しだぜ!”って意味でしょうかね(笑)。
ハァそう言われりゃじっと指くわえ 時間が過ぎるまで
したかないが仕方ない苦笑い(いつものことだがうまく笑えねぇ)
なさけねぇ 俺は無様でカワイソウ(そんでカワイイ そうだろ?)
知ってンだよ スネてひねくれてても 神様も誰も見てくれてねぇよ
自分のワク内カッコ内は恥かかず楽だし格好はいいが
(なんか無性にイライラ)実はもっといきてぇんだ今、今、今
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW
いつの時代も愛想良く振舞っていかないと、周りから良いイメージを持たれませんよね。会社組織に属してたりすると特に。
本当の気持ちを押し殺して環境に合わせて生きていく。そんな自分が情けなくて滑稽に思える心情を表現しているのでしょう。
でも波風立てないそんな生き方って余計なことを考えずに済むから楽だし、何より孤立せず恥もかかないから多少は良い格好ができます。
でも胸中はそんな姿にイライラ。もっと自分らしく素直に生きていたいのです。
余談ですが、“愛想笑い”って本音と建前の国である日本にしかない考え方らしいですね。
日本では日常的に使ってても、海外では使い方を間違えたらトラブルのきっかけになるようです。
サビ
さよなら さよなら 俺の嫌いなところだけ
いいとこ残し 今、過去からNEWDAY
つかみたい いつかみたい風景
出典: sayonara sayonara/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW