ケツメイシって?
ケツメイシはRyo、Ryoji、大蔵、DJ KOHNOの4名でなるヒップホップグループです。
Ryoさんと大蔵さんは薬学大学を卒業しており、薬剤師の資格も持っています。
そして、実はグループの名前にも薬が関係しています。
「ケツメイシ」という名前は、薬学の辞典に載っていた中国の下剤などとして使われている薬草「決明子(ケツメイシ)」というものから取り、
薬草の効果を表す「全部出し切る」という意味をグループ名と重ね合わせたそうです。
『出会いは成長の種』
『出会いは成長の種』という曲は結婚式で流れる非常に人気の歌です。
出会いを通じて人生が成り立っていくという内容の歌詞ですが、歌詞の内容がまさに結婚式の出席者に向けてのメッセージであるとも言えるのです。
結婚相手、家族や親戚、友達、仕事関係者、その他お世話になった、今までに出会ってきた縁ある人が一同に集まる結婚式。
それぞれの出会いによって成長してここまでこれた、という感謝の意が、この『出会いは成長の種』に込められています。
収録アルバム「ケツノポリス7」
『出会いは成長の種』はケツメイシのメジャー6番目のアルバム「ケツノポリス7」の一曲目に収録されています。
歌詞紹介
それでは早速、『出会いは成長の種』の歌詞をご紹介します。
何人と出会ってきただろう?
思えば これだけ生きてきて
俺は何人の人に出会えたろう?
願ったような 出会いだろうか?
良い奴ばかりでないだろう
思えば これだけ生きてきて
俺は何人の人に出会えたろう?
描いたような 出会いだろうか?
嫌な奴ばかりでないだろう
出典: 出会いは成長の種/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ、Naoki-T
今までの人生で何人の人と出会ったか考えたことはありますか?
知り合いになって仲良くなった人から、お店の店員さんなど一度きりの数十秒だけのコミュニケーションで出会った人までを含めると、きっと果てしない人数にのぼることでしょう。
物心ついた頃から現在まで出会った人数を一人ずつカウントして、数を正確に言える人はおそらくいないのではないでしょうか。
無数の人々に囲まれて暮らしてきた人生。
どんな人とどうやって出会ったか、鮮明に覚えていることもあるでしょうし、出会いがどこだったか忘れたけど、仲の良い関係を長い間保っているという相手もいると思います。
仲が悪くなって縁が切れた相手も、これまでの人生の中では何名か存在することもあるでしょう。人はコミュニティーの所属が節目ごとに変わっていくもの。
出会った全員と強い関係性を永遠に保ち続けるというのは不可能と言えるかもしれません。
どんな相手との出会いであれ、予想していたような出会い方をしたよりも、考えていなかったようなタイミングで縁が繋がっていったという方が多いのではないでしょうか。
良くも悪くも印象が強い出会い方というのは、ずっと記憶に残りますよね。
助け合いや我慢から学んだこと
学校の友 バイトの社長
ムカツク上司 恋人のあの子
友から学んだ 助け合い
初めてのバイトは忘れない
耐えること学んだ 苦手な上司に
感謝しきれない 今ではモロに
出典: 出会いは成長の種/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ、Naoki-T
クラス内のグループ、部活動や恋愛…。
喜怒哀楽が絡み合うような青春時代に突入する頃から、人間関係の複雑さを認識し始めるのではないかと思います。
そして、友達以外で大きな学びを与えてくれるのは、仕事という社会的な活動を始めるときにお世話になる上司や同僚でしょう。
上司や一緒に働く人から理不尽に怒られることがあって、腹が立つこともたくさん起きます。それでもぐっと堪えて強い忍耐を学ぶ時期でもあります。
「この人、サイテー!」なんてその場では思っていても、苦手な人を反面教師にするようにしたりして、なんらかの学びを得るチャンスでもあります。
苦手な相手でも自分を成長させるための出会いだったと思うと、必ず感謝が湧いて出てくるものです。
あの時の経験がなければ今の自分はいないと実感する日がいずれやって来るでしょう。