3.「遭難」
本来出会ってはいけない二人が出会ってしまい、恋に落ちてしまったという男女の恋を描いた「遭難」。
どこか儚い男性に恋をしたこの曲の主人公は、冬の凍える水の中にいるような彼に手を伸ばしてしまえば一緒に水に落ちていくように恋に溺れ、自分まで危険だということを分かりながら、彼を愛しいと感じているのです。
一緒にいても良いことはなく、災いの種を増やしていく一方の二人は「出会ってしまったんだ」つまり、出会わなければよかったという結論に達するのでした。
4.「母国情緒」
「遭難」や「入水願い」と違い、マーチング調のリズムを取り入れた明るい曲調の「母国情緒」。
先の見えない道もどこかには繋がっているように、積み重ねた努力は無駄にはならず、また、口を聞いたこともない片思いの相手でも、「母国」が同じというだけで共通点があるのだから必ず繋がることができるという歌詞。
前向きなメッセージを持った歌詞で、「誰かが勝てば誰かが負ける」世の中でも、好きな人がいることで笑える自分が幸せという歌詞や、「交差点」や「街路樹」といった普通の景色すら鮮やかに描写されている歌詞は聴いていて心が弾みますね。
5.「夢のあと」
「この結び目で世界を護るのさ」という歌詞が印象的な「夢のあと」。
世界に溢れればいいと歌われている、歌詞に出てくる「結び目」はきっと、愛のことではないでしょうか。
「ニュースの合間に寝息が聞こえる」や、「麗しき寝顔」という歌詞が出てきますが、きっと子供を寝かしつけながら、ニュースを見て、悲しみでいっぱいのこの社会がもっと愛と喜びでいっぱいになればいいと願っているという母親の心情が歌われているのでしょう。
おわりに
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