Mr.Children「海にて、心は裸になりたがる」
Mr.Childrenの「海にて、心は裸になりたがる」。
2018年10月3日にリリースされたミスチル19枚目のアルバム「重力と呼吸」に収録されています。
タイトルからかなりのインパクトを受ける曲ですが、曲はロック調でハイテンションに響き渡るサウンド。
爽快な中にも歌詞の中には深い意味を感じる、素晴らしい作品となっています。
「重力と呼吸」の2曲目に収録
1. Your Song
2. 海にて、心は裸になりたがる
3. SINGLES
4. here comes my love
5. 箱庭
6. addiction
7. day by day (愛犬クルの物語)
8. 秋がくれた切符
9. himawari
10. 皮膚呼吸
出典: 重力と呼吸/Mr.Children
ボーカルの桜井和寿さんが絶賛するアルバム「重力と呼吸」です。
「海にて、心は裸になりたがる」のタイトルがユニークなので、他の曲名もユニークなのか?
と気になったのですが、他の曲のタイトルはそれほど変わってはいないようです。
どうしてこの曲だけが説明文のようなのでしょうか?
どうしてこんなにも長いタイトルなのでしょうか?
他の曲は普通の曲でもありそうなタイトルなのに、この曲のタイトルだけが全く違う印象なのです。
これは他の表現ではピンとこなかったからではないでしょうか。
おそらくタイトルをつけたのは桜井和寿さん。
桜井和寿さんの中で、他にこの曲にぴったりとくる歌詞が見つからなかったからかもしれません。
アルバムタイトル「重力と呼吸」とは
そしてアルバムのタイトル「重力と呼吸」自体からも強い意志を感じます。
どんと重みのあるパワー、そして命のいぶき。
アルバム内には、呼吸から自然と生まれてくるような温かい音楽が詰め込まれているように感じます。
発売直後から大人気のアルバム「重力と呼吸」。
ファンの間では最終曲の「皮膚呼吸」も人気を集めています。
気になったあなたは、是非アルバムを手に取ってミスチルの奥深い世界に入り込んでみてください。
タイトルの意味に迫る!
せっかくなので、タイトルの謎にもう少し迫ってみましょう。
「海にて、心は裸になりたがる」とは一体どういう意味なのでしょうか?
タイトルを初めてみたとき、海に行くといつも開放的な気分になることを思い出しました。
もちろん本当に裸になるワケではありません。
タイトル通り、精神的に開放的な気分になるということです。
海に行ったことがある人なら誰でもそのような気分を経験したことがあるでしょう。
限りなく広い海を見て、自分がちっぽけに感じることもあるでしょう。
目の前に広がる水平線。
それを見て、世界観がガラッと変わるようなオープンな気分。
タイトルではそのような感情を表現しているのではないでしょうか。
歌詞の意味を紐解く
心をクリアにするために海へ向かう
ぼんやりただぼんやりと
海へと向かい心は走る
昨日あった嫌なことを
洗い流してきたい
出典: 海にて、心は裸になりたがる/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
嫌なことがあったとき、どんな場所に行きたくなりますか?
誰にも見つからない場所に逃避行したくなる人は多いでしょう。
この曲の主人公は海へ行きたくなるようです。
もちろん本当の海ではないかもしれません。
心の傷を癒してくれる海でしょう。
広い海は、嫌なできごとも全て洗い流してくれそうな気がするのです。
重箱の隅をつつく人
その揚げ足をとろうとしてる人
画面の表層に軽く触れて
似たような毒を吐く
出典: 海にて、心は裸になりたがる/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
ここでニヒルな桜井和寿節が現れます。
表面的な人にガマンがならなくて、嫌気がさしているのでしょう。
しかしこれは目の前にいる誰かのことを言っているのでしょうか?
もしかしたら、自分自身のことを歌っているのかもしれません。
表面的な人間にはなりたくないけど、なってしまっている自分がいる。
だからそんな自分も海でさっぱりと洗い流したい。
そんな気分なのかもしれませんね。
沈みかけたオレンジ色の太陽を背にして
僕の影が砂浜で踊ってる
出典: 海にて、心は裸になりたがる/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿