Coffee
話題沸騰中の男女5人組ロックバンド、Mrs. GREEN APPLE。
グループ名の「グリーンアップル」。
りんごが赤くなる前であることから、熟す前の初心の気持ちを持つという意味が込められています。
そんなMrs. GREEN APPLEの「Coffee」は、アルバム「ENSEMBLE」に収録されています。
こちらは2018年に発売した3枚目のオリジナルアルバム。
そしてこの「Coffee」はBSスカパー!で放送されていたドラマ「I”s」のエンディングテーマです。
ジャズのようなサウンドが印象的なこちらの曲。
恋ではない、愛について描いた歌詞となっており、大人な印象を受ける楽曲です。
タイトルとなっている「Coffee」からも大人な雰囲気を感じるのではないでしょうか。
この曲は僕と君のラブソング。
僕が君を想う様子が描かれています。
それではこの「Coffee」の歌詞について解説していきましょう。
君と僕
繋がり
僕らを繋いでいるのは何?
確かめ合えもしない
君に何を求めてんだろうか
わからないままだ
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
歌詞の1行目の「僕ら」。
僕と、僕が想っている君を指しています。
しかし、君との間には何があるのか僕はわかっていません。
恋愛はその二人が愛で結ばれているもの。
しかし、その愛というものは目に見えるものでもなく、触れられるものでもありません。
感じたくてもわからないものなのです。
そのためお互いが愛情で結ばれているのか確認することができないのでしょう。
そんな中で、僕は君に何をして欲しいのか、君にどんな存在でいてほしいのか。
そのことに僕自身が理解できていないのです。
君との関係性に少し疑問を感じてしまっているのかもしれません。
知りたい
君を好きだと言うには
君を知らなすぎるから
愛という
恋とまた違う
種を育まなきゃね
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
君のことをあまり知らない僕。
歌詞の2行目には「知らなすぎる」という言葉があることから、本当に何も知らないのでしょう。
だからこそ「好き」だとは言えないのかもしれません。
しかしそれでも君を知ろうとする姿が歌詞から伝わってくるのではないでしょうか。
それこそがまさに「愛」なのかもしれません。
恋というのは、一方的に相手のことを想うだけのこと。
また「好き」という言葉そのものが恋を表しているのでしょう。
しかし君のことを「好き」だとは言っていません。
また僕は君のことを想うだけではなく知ろうとしている。
この状況がすでに愛なのかもしれません。
まるで種を植えて花を育てるかのように、これから少しずつ君のことを知りたいと思っているのです。
僕が求めているのは
僕を愛して
僕を好きだと言うなら
僕の「僕」を愛して
僕はさ 誰よりも僕の幸せを願っているんだ
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
もし君も僕のことを「好き」だと思ってくれているのであれば、ある条件があるようです。
君には僕の本質を愛してほしい。
表面的な部分ではなく内面的な部分を君には知っていてほしいのです。
おそらく今、君も僕のことを何もわかっていないのかもしれません。
そして歌詞の3行目。
僕がとても自己中心的な考えをしていることが伝わってくるのではないでしょうか。
君よりも、他の何よりも、僕が幸せになることが一番。
そんな考えの僕でも君は愛してくれるのか。
そんな意味が込められているのではないでしょうか。
恋なんてどうでもいい
繋がりたくなるのは何故?
温め合えやしない
恋に何を求めてんだろうか
わからなくてもいいや
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴