【No title/REOL(れをる)】すべてが「 」？！深すぎる歌詞の意味を徹底解釈！MVあり！

小さいな子供が誰もいない空間に話しかけているのを見たり、幼少期に空想の友達を作ったことがあったりする人はいませんか？

イマジナリーフレンドと呼ばれる自分の中にだけいる空想上の友人を作る成長過程で起こる自然な現象があります。

自分の話を聞いたいりと他の人との関係の築き方を学べる存在でもあり、自分を守る存在でもあるのです。

そんないつの日からかそばにいた君は空気のような存在ですが、楽しいことも悲しいことも全てを共有しあえる存在となります。

多くの人は物心がつく頃にはこのいつもそばにいてくれた大切な友人は消失するか忘れ去られてしまいます。

しかし、自分を保ち続けるためにこの友人との生活を続ける人も中にはいます。

空想上の友人がいるという感覚は他の人にはあまり理解されにくいものですね。

ツァイトガイストとはドイツ語で時代精神という意味を示す言葉は現代では「社会的常識」といった意味を指すようになっています。

社会の常識では空想を語ると笑われてしまうことも多く、そのことを大切な友人は憂い嘆くことも増えていきます。

でもこれまでの人生を常に支えてくれた友人のように、今度は自分が友人のためになりたいと思う気持ちを歌っているのでしょう。

しかし友人を大切にしていきたいけれど、これまでの自分も過去の自分も社会の中で過ごしているとゆるく淡く崩れていってしまいます。

昨日までの自分が終わっていく中でだんだんと君の存在が薄くなっていってしまうのです。

変わることがない友人からすればどんどん自分が知らない自分へと変わっていくように感じていることでしょう。

これまでの自分から変わりたくないという気持ちがあっても、それが良いことでも悪いことでも環境によって自分は少しずつ変化していくものです。

終わりたくない関係もそんなことは目もくれない世の中で過ごすうちに、消えるように終わっていってしまうのです。

そんな日々から少し経って自分を認めながら進んでいくようになった頃にふと主人公は感じているのです。

いつか君にまた声が届くだろうか、でもきっといつかは来ないだろうと。

世界中で生きている何億人のうちのたった一人というちっぽけな自分だけど、そんな自分を救ってくれた君という存在は大切で大事だったのだと。

彩りを持った希望を感じる世界で過ごすようになって、この溢れる音を聞くことができるようになったのは全て君のおかげだと。

暗く壊れていくように感じて過ごした毎日を抜けて輝く眩しい日々を過ごすようになるなんて、どん底にいるときには到底思えないものです。

でもそれを支えてくれる人、進み続ける自分がいるのならいつの日かそのトンネルから抜け出せる日がきっと来ます。

そんな哀愁を抱えた状態から抜け出して明るい未来を感じられるようになる様子が歌われた楽曲ではないかと感じました。

2017年に発展的解散を行なったREOLですが、ボーカルを担当していたれをるはReol名義でソロ活動を再開することになりました！

REOLの音楽やれをるの声を愛していたファンにとっては待望の活動再開ですよね。

活動再開の発表とともにミニアルバム「虚構集」の発売が発表されました。

ユニットREOLの音楽は作詞はれをるがするものの作曲はギガが行なっていた曲も多くあり、No titleのような楽曲全てをれをるが作るものが少なかった印象があります。

ソロ活動となってからは作詞作曲の全てをReolが担当するので、No titleを超える名曲が発表されることになるのではないかと期待が高まりますね。