ミオヤマザキ【絵空事】歌詞＆MVを考察！未来は変えられる！？それとも優しい嘘？絵空事の想い出を紐解く

ソロアーティストっぽい名前なのに実は4人組バンドというミオヤマザキ。

ただしボーカルmioさんが山崎美央さんなのでしょう。

ミニアルバム「大人がダメって言ったヤツ」に「山崎美央」という収録曲がありますので……。

「mioさ～ん」と女子の黄色い声が飛びまくる逆光のスレ（ライブ）。

オラオラ節全開です。

そんなミオヤマザキの「絵空事」はミニアルバム「un-speakable」（2019年1月19日）収録曲。

問題のミュージックビデオがこちら！

何？この澄んだ声？と驚いたかもしれません。「山崎美央」でのオラオラ節は影を潜めています。

この声が絵空事？……ではなく、mioさんはラウドなスクリームもハイトーンボイスもアリ！

絵空事なのは歌詞とMVですね。MVはイラストと実写混じりの衝撃的な展開になっています。

この「絵空事」の歌詞とMVについて、たっぷり解説していきましょう。

歌物語の主人公は女性。歌詞の冒頭では「変わったかどうか？」がポイントになっています。

つまり時間が流れているわけです。歌詞の冒頭を現在とすると、2人がつき合っていたのは過去？

MVでは、男女が向き合う姿を、主人公の女性が離れた場所から見つめる……という構図です。

その場所は渋谷。スマホの画面には制服姿のカップルが映っています。

主人公の女性は、学生時代の彼氏と渋谷で遭遇したのでしょうか。ただし別の女性と一緒……。

彼氏が変わったのか、変わったのではなくそもそも二股交際だったのか？と考えています。

どちらにしても、彼氏とのつき合い自体は幸せだったと思いたい！そう願っているのでしょう。

MVのタイトルバックには美しい空が映し出されます。これまではイラストでしたが、ここは実写。

しかし水彩画のように美しい空です。まさに「絵のような空」→「絵空事」と言えるでしょう。

間奏時に空を横切る紙飛行機はイラスト、「おまちください」の押しボタンや赤信号は実写。

空を含む渋谷の風景が、イラストと実写混じりで次々と展開されます。

とにかく切なく響く問いかけ部分です。とくに初めての恋愛や交際は永遠に続くと信じたいもの。

好き！という想いが通じ合うと、そこにアイデンティティ（存在意義）があるように感じます。

運命の人と出会い、つき合っている……そんな感覚に陥るでしょう。相手も同じ気持ちのはず！

ところが彼氏は別の女性と一緒にいたわけです。理由がわからず、心が折れそうになります。

疑問しかありません。そこまでは痛いほど伝わってくるでしょう。わからないのは「優しい嘘」。

ひとまず彼氏の言った「ずっとつき合うという約束が嘘だった」と解釈できそうですが……。

この「優しい嘘」には他にも意味がある感じですが、この段階では「約束が嘘」になるでしょう。