その道はきっと険しく、傷つくことも多くあることでしょう。
心無い周りの人間から、理想主義だと、揶揄されることだって少なくないと思います。
それでも彼は、自分の選んだこの道を、愛しながら進んでゆきます。
時には逆風に煽られながらも。
もちろん彼にも、この世の仕組みに従おうとしたこともあったのでしょう。
それが当然と、何の疑問もなく過ごしてきたこともあったようです。
前習え
右を見てライン揃えなきゃ不安だ
左を見て揃えやがれと苛立った
ノーウェイノーウェイ
んなこたねぇ
轍(わだち)はあるかもしれないが
ゴーウェイゴーウェイ
二本の足をスタンプラリーして歩くよ
グライダー
僕はゆくんだ
スライダー
僕をゆくんだ
張り付いてる笑顔を超えて
それでも
グライダー
こんな毎日を
繋いで明日を創るんだ
誰でも彼でもなく自分のために血を流し
創っていく
出典: グライダースライダー/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
でもある時、気付いてしまったのです。
何故そうしないといけないのかと。
確かに周りとの摩擦は起こるかもしれませんが、絶対にそんな世の定理に従わなければならないことはないだろうと。
自分の人生、自分の足で歩いていけばいいじゃないかと。
心にもない愛想笑いを浮かべる毎日はもうやめて。
行く道は、きっと厳しい、茨の道だとしても。
それでも全ては自分の為、自分の人生なのだから、血を流すことだって厭わないのです。
たくさんある分母から選んだのは
分母をたくさん増やしました
そこから1つの道だけ選びました
1分の1じゃなく100分の1を選ぶ人に
なれるように
正直に欲望描いた
グライダー
僕はゆくんだ
スライダー
僕をゆくんだ
理想を掲げ傷つきながら
それでもグライダー
こんな毎日を
スライダー
愛してゆくんだ
誰でも彼でもないよ自分のために
迷って捨てた99個の気持ちの分だけ
愛し歩いて行く
出典: グライダースライダー/作詞:片岡健太 作曲:片岡健太
決められた一つの道じゃなくて、たくさんある可能性から自分自身が選んだたった一つの道。
そのために失ったものは、きっとたくさんある。
だからこそ、その失ったものの分だけ、自分の選んだたった一つの道を、夢を、愛しぬいてこれからの人生を歩いていくのです。
愛すべき「1」とは……
人生や、自分の選んだもの、そして選んだことによって失われたものなどについて、改めて考えさせられる深い内容でしたね。
愛すべき「1」とは、自分の選んだ道、夢のこと。
傷ついても、何を言われても、それを愛して進んでいく、そんなメッセージに私たちも勇気づけられる曲でした。
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