前に進むとき、多くのものを持っては進めないもの。
新しいことに挑戦しようと思うと、何かを捨てていかなければならないことは多いです。
けれど身軽になった分、足は軽く前へと進んでいきます。
青空の映る水たまり。
その言葉からは、青空になる前に雨が降っていたことがわかります。
雷が鳴り、道には水たまりができるほどの雨。
それが上がった後にはきっと青空が広がっている。
その時は一歩ずつまた前に進んでいこうと、ふたりはあたたかく支えてくれます。
雨のあとは新しい旅へ
お前が手にした その新しい旅に
ささやかな幸せが ずっとそっと訪れますように
出典: サンキュー神様/作詞:菅田将暉、中村倫也、CHI-MEY 作曲:CHI-MEY
雨が上がった後。
たくさんの抱えていたものを置いて。
新しい旅路を手にした友達の未来をそっと祈ります。
大きな幸せや立派な成功ではなく、ささやかな幸せを祈る。
そこに込められているのは、2020年だからこその幸せの形かもしれません。
友達と自由に会うことや、気楽に仲間と遊ぶこと。
そんなささやかな幸せが失われた年でした。
そして失われたからこそ、その大切さに気付いた年でもあります。
ささやかな幸せこそ、誰にとっても大切な幸せだった。
だからこそ旅立つ友に願うのは、ささやかで大切な幸せなのです。
当たり前のことに感謝できる理由
困難に出会って見つけたもの
当たり前のことに感謝する素直な気持ちになれたのは
お前だけじゃない 泥だらけの靴履いてさ
走れ 叫べ サンキュー神様
出典: サンキュー神様/作詞:菅田将暉、中村倫也、CHI-MEY 作曲:CHI-MEY
当たり前のことは失って初めて気付くもの。
仲間の大切さや、日常の幸せ。
そんなささやかな幸せに気がついたのは、まさに「かみなり」があったから。
自分ではどうしようもできないような大きな出来事。
そんな嵐のような出来事を越えたとき、改めてささやかな幸せや身近な人たちの大切さを感じる。
雨でぬかるんだ地面を走り、靴を泥だらけにして苦労して。
大切なものに気付いたから、全てに感謝できる気持ち。
友達同士それは同じだと改めて感じるのです。
当たり前だった全てに感謝を
困難そのものに感謝することは難しいこと。
ですが困難にぶつかると、改めて多くのことが見つかります。
例えば2020年、緊急事態宣言の中で多くの人が自宅での自粛期間を過ごしました。
その間に改めて、身の回りにあった多くの幸せを見つめ直した人も多いでしょう。
友達と当たり前のように会って遊べることや、気軽に故郷の家族に会えること。
好きなアーティストのライブやイベントに集まって楽しむこともそのひとつ。
困難を通して気付いた身の回りの幸せがたくさんあったのではないでしょうか。
そんなささやかな幸せに改めて感謝して、これからもっと大切にしていきたい。
あたたかく優しく、その思いを支えてくれるようなメッセージを感じます。
新たな道へ行く友へ
背中を押せる喜び
仲間はいるから 安心して行ってこいよ
最後の背中を 押させてくれて本当にサンキューサンキュー
出典: サンキュー神様/作詞:菅田将暉、中村倫也、CHI-MEY 作曲:CHI-MEY
新たな道に進む仲間を送り出す大サビ。
別の道に進んでも、住む場所が離れても、仲間であることは変わらない。
だからどこに行っても大丈夫だと背中を押します。
背中を押してくれてありがとう。
そんな言葉は時折聴きますが、背中を押した側にも感謝があると歌います。
背中を押させてくれるのは、それだけの信頼と絆があるから。
信じてくれて、仲間でいてくれてありがとうと歌いたい。
困難に直面したからこそ、いっそう大事に感じられる絆。
背中を押させてくれた仲間への思いと感謝が伝わってきます。