「おはなし」(坂口有望)の歌詞の意味が深い！「過ぎていったこの一秒間」が意味するものとは！？コード有

「おはなし」の歌詞を「高校生の女の子」の視点で解釈してみます。

少女から、大人への階段を上っている女の子が、純粋なまなざしで、自分と自分の周りを見始めています。有り余るほどの、情報の中で、女の子は何を感じていくのでしょうか？ クラスの多くの人はとても楽しそうです。 「嵐」に夢中な女の子、「西野カナ」に夢中な女の子。サッカー部のエースの「追っかけ」している女の子。共通点はみんな、Lineに夢中。偏差値で追い込まれている子。

恋をして急におしゃれに必死な子。失恋して泣いている子。みんな感覚で生きているみたい。 

そんな一面の中で、クラスとしては大きな問題があります。

授業中の問題児の3人が出席したとき、ゲームや音楽鑑賞、飲食はもちろんのこと勝手に教室を出入りしたりします。 ある特定の先生が注意すると、時には大声で騒ぎまくる、授業をしようにも先生の一言一言に揚げ足をとる発言をし、授業は完全に崩壊状態です。 

先生や父兄が集まって話し合っていますが、責任のなすりあいで生徒は白けています。私も、かかわると面倒なので、距離を置いています。

・リーダー格の子に「あの子、無視ね」と言われたら、ほとんどの人が逆らえないのです。逆らって、自分がいじめのターゲットになるのはいやなのです。

・私の中学校からの同級生A君が、性格的におとなしく、頼まれればいやとは言えず、そのうち、ジュースを買いに行かされたり、いわゆるパシリに利用されるようになりました。

人と会うのが怖くなって、学校も欠席するようになりました。一緒にスクールカウンセラーの先生に相談しようと言ったら、「仕返しが怖いから君もかかわるな！」と言われました。

親に心配をかけたくないし、詳しく話すと問題化されて、チクったと言われたくないので、少しだけ母に話しました。

母は、私の両腕を掴んで、私の目をじっと見つめて厳しい声で言ったのです。「高校生は、もう充分大人だよ！なんでも良く考えて行動しなさいよ！」”大人だよ！“の言葉に心底びっくりしました。

何を考えたらいいのか、分からない。でも、「考えなければ」という思いは、心の深いところで鳴り響いていました。

 そんな高校生の女の子の視点で「おはなし」の歌詞を解釈していきます。

”大人だよ！“の言葉を母から聞いてから、わたしは、自分に問いかけ続けました。

私の周りに起きていることを、私がどのように感じているか！ 私に周りで何が起きているかを知ってから少し考えた。そんな私の小さなお話です。

朝起きて、学校行って、帰りに塾に行って家に帰る。母が、塾に迎えに来る。食事して、２階の自分の部屋に行って、勉強しているふりをする。Line確認して、返信して少し勉強する。

偏差値が横行している今、勉強する意味が、本当は分からないでいた。 母と話してから、なんでもいいから「努力しなきゃ！」と思って学校まで少し走った。でも状況も心も、何にも変わらなかった。

中学校からの同級生A君が、「一緒にスクールカウンセラーの先生に相談しようと言ったら、「仕返しが怖いから君もかかわるな」と言われた言葉が気にかかっていました。あれから、彼は学校に来なくなりました。

ネットいじめなど、相変わらずで悩んでいるクラスメイトもたくさんいます。とてもわびしい気がしています。でも私は何にもできません。誰にも寄り添うこともできません。自分の力不足を感じています。 

ネットいじめで高校生が自殺したニュースを見ました。よそ事ではないと思いました。

ふと「人間の生死」を考えました。ネットで調べてみると、世界で1秒間に「4.2人」が生まれ、「1.8人」が死んでいる。1秒間に世界の人口は、「2.4人」増え、年間7千万人も増えているのです。 

日本は、毎日「2,934人」生まれ、「3,271人」亡くなっています。日本は、人口減少に入っているのです。日本は、29秒ごとに1人生まれ、26秒ごとに1人亡くなっているのです。

みんな、幸せを求めているのに、どうして問題が多いのでしょうか？