今回の監督は『少年ヤング』や『Baby's on Fire』でお馴染みの田中秀幸さん。
同じく監督を務めた『Fake It!』や『Missing Beatz』にも共通しますが…
『Fallin’ Down』も現実なのか作られた映像なのか分からなくなる不思議な映像です。
現実なのか人工的なものなのか…それを確かめたいという気持ちが知らず知らずの内にわいてきませんか?
それこそ田中秀幸さんの映像の世界へと惹かれてしまう理由なのかもしれませんね。
ぜひ観て欲しいライブ映像
2018年のライブ『クラーケン鷹(KRAKEN TAKA)』の映像
2018年のライブ『クラーケン鷹』の1曲目は『Fallin’ Down』でした。
ただ聴いているだけでも気持ちの良い曲ですが、意外にもライブ映えする曲ということが分かりますよ。
バックのモニターには例の人型飛行物体と“メビウスの輪”が。
瀧さんと一緒に手を振っていると、なんだか幸せな気分に浸ることができます。
ぐんぐんと上昇するように上がっていくキー。
これからもっと盛り上がりそうな良いタイミングで映像が終わっています。
楽曲を聴いて楽しむのも良いですが、『電気グルーヴ』はライブが楽しいミュージシャン。
それが少しでも伝われば幸いです。
歌詞はどんな意味?
恋に落ちている?
だんだんFall in love
螺旋に渦巻くGoin' Down
上昇気流に乗ってFallin' Down
出典: Fallin’ Down/作詞:Takkyu Ishino/Pierre Taki 作曲:Takkyu Ishino
「Fall in love」は“恋に落ちる”という意味。
恋愛を歌った曲なんでしょうか。
いや、『電気グルーヴ』のことだからきっと違う意味があるのでは…?
と思ってしまいがちですが、これはドラマ『怪奇恋愛作戦』のために書き下ろされた曲。
本当に恋に落ちた時の気持ちを歌ったもののようです。
恋をしている歌詞の主人公はMVの人型飛行物体のように気持ちは浮遊状態なんでしょう。
タイトルにもなっている「Fallin' Down」は“下に落ちてゆく”という意味です。
でも、最後のフレーズは上がっているのか下に落ちているのか良く分からないですよね。
最後まで歌詞を読むと分かるのでしょうか。先に進んでみましょう。
螺旋がキーワード
だんだんFall in Down
螺旋状にGoin' Down
だんだんFallin' Down
出典: Fallin’ Down/作詞:Takkyu Ishino/Pierre Taki 作曲:Takkyu Ishino
ここでもまた「螺旋」というワードが出てきます。
今回のキーワードと言えるでしょう。
ぐるぐると回転しながら下に落ちて行っている様子が伝わりますね。
また、「だんだん」と「Down」で韻を踏んでいる形となっています。
亡者はCRAZY 底なしの感じ
出典: モノノケダンス/作詞:Takkyu Ishino/Pierre Taki 作曲:Takkyu Ishino
こちらは「じ」という母音で韻を踏んでいます。
短い歌詞ですが、今回もこんな深読みできそうな気になるフレーズが満載。
意味がなさそうでありそうな…頭に残るような歌詞ですよね。
何と何の「折衷案」?
さんざんFall in Love
目眩に身を任せ折衷案
妄想気分に添ってFallin' Down
出典: Fallin’ Down/作詞:Takkyu Ishino/Pierre Taki 作曲:Takkyu Ishino