4曲目は、【sunny(album mix)】。

片平里菜さん曰く穏やかな春の日から着想を得ているそうです。

ぽかぽかと暖かくなる春。

厳しい冬を耐え抜いた草花が芽吹き、開花します。

誰にも知られることなく泰然としている様子は、可憐ながらも逞しいです。

【sunny(album mix)】では、草花のように自分らしくいる大切さを歌っています。

「周囲の評価を気にせず、自身の個性を輝かせよう」と訴えているのです。

見失いかけていた自分の本質を思い出させてくれます。

ポップな曲調のため、皆で集まって聴けば、ワイワイ盛り上がれるでしょう。

愛を育む初夏~秋

恋焦がれる初夏

5曲目は、【夏が待ちきれない】。

 を恋人と2人っきりで過ごすひと時に例えたラブソングです。

夏季は、多種多様なイベントが催され、楽しいことが目白押し。

出会いのチャンスを期待する方々は多いでしょう。

このまま
身を任せたい
君に抱かれたい
夜が待ちきれないよ

出典: 夏が待ちきれない/作詞:片平里菜 作曲:片平里菜,村山☆潤

スローテンポの優美なメロディーに合わせて、片平里菜さんが紡ぐ詞。

男性からの誘いを待ち焦がれている女性の様子がリアルに表現されています。

男性リスナーは勿論のこと、女性もセクシーな雰囲気にドキッ!ゾクッ!としてまうはずです。

異性と一緒に聴く中、自然とロマンティックなムードに包まれるのではないでしょうか。

夏と秋の恋模様

6曲目は、【一日中】。

アカペラに近い形式で歌っていて、声の美しさが際立っています。

片平里菜さんだからこそ成し得る芸当と言えるのではないでしょうか。

一日中抱き合ってる
溶け合ってく音が響く
日焼けしてるその肌が
わたしをさらに白くする

出典: 一日中/作詞:片平里菜 作曲:片平里菜

こちらの楽曲は、色白の女性・わたしの目線から日焼けした男性と共に過ごす時間を描いています。

5曲目の【夏が待ちきれない】の続編として捉えれば、夏の情事ではないかと推測できるでしょう。

一日中抱き合ってる
交わっていく日が暮れる
耳元でやさしい声が
わたしをさらに赤くする

出典: 一日中/作詞:片平里菜 作曲:片平里菜

しかし、じっくり最初から最後まで聴き終えると、人肌が恋しくなる秋の歌のようにも聞こえます。

歌詞の「赤」は秋の夕暮れを示しているのではないでしょうか。

秋の夜長、1人で【一日中】を聴いている時、異性に優しく包み込まれている感覚を味わえそうです。

伴走者となってくれる楽曲たち

新生活に向けて

7曲目は、【JUMP】。

2020年3月末、モバイル端末アプリ・SNOWのウェブ版CMに起用されました。

片平里菜さんにとっては初の試み

シンセサイザーを編曲の過程で取り入れています。

その結果、意外性がある楽曲に仕上がりました。

疾走感のあるサウンドが非常に新鮮です。

新年度・新生活に向けて不安を抱いている若者に勇気と元気を与えています。

「一歩、前へ踏み出してみよう」と思わせてくれる応援ソングです。

挫折を秋の物悲しさで表現