「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」が描かれる「天国のでたらめ」
2018年に結成10周年を迎えるももいろクローバーZは、年々活動するキャパシティを増やし続けています。
そんなももクロが10月8日に幕を下ろした「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」。
初のミュージカルに挑戦するので話題となりました。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の挿入歌として発表された、新曲「天国のでたらめ」の歌詞が泣けます。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の概要から、「天国のでたらめ」の歌詞まで徹底的に考えてみましょう。
どうぞお楽しみください。
ももクロ初のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」
ももいろクローバーZ初の舞台「幕が上がる」は、もう3年前のこと。
10周年を迎えた今回は、「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」というミュージカルに挑戦しました。
本広克行が「幕が上がる」と同様に演出しており、ももクロの曲でライブ感も楽しめるお得なミュージカルです。
また、ももクロのメンバーの制服姿を見られることでも注目を集めます。
モノノフはもちろんのこと、モノノフ以外でも、興味深い構成で純粋に楽しめたミュージカルです。
シルク・ドゥ・ソレイユ専用劇場だった舞台装置が活躍!
今回のミュージカルで舞台となったのは幕張アンフィシアターで、シルク・ドゥ・ソレイユ専用の劇場でした。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」でも、その舞台装置がふんだんに活用されていて、迫力ある演出で魅了します。
百田夏菜子の華麗なフライングシーンは、多くのモノノフの心をつかみました。
モノノフにはたまらないライブ感も味わえたミュージカル
ももいろクローバーZのミュージカルであるので、20曲以上も劇中で披露されました。
そして今回紹介する新曲「天国のでたらめ」が挿入歌として書き下ろされたのです。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」は、ももクロの演技とライブ、そして新曲と非常に濃い内容でした。
新曲「天国のでたらめ」は、「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の世界観とシンクロしていて泣けると話題に。
ではここから「天国のでたらめ」の歌詞をひも解いてみます。
「天国のでたらめ」の歌詞に迫る!
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」は、ダンス部に所属する4人が大会決勝の前日に悲劇の事故で亡くなります。
百田夏菜子以外のメンバーは、すでに別の人格で生まれ変わっていることを異次元の空間で知るのです。
「もう1度、4人で踊りたい…」
百田夏菜子の決意が時空を超えて、繰り広げられるストーリーになります。
このあらすじを頭に入れながら、「天国のでたらめ」を楽しみましょう。
違う時間軸を生きる仲間
あの日描いた夢を 仮に (A) として
この未来を (B) とする
神様がいるなら この (A) と (B) とを
イコールにしてお願い
出典: 天国のでたらめ/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平
冒頭の歌詞は、「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」中の百田夏菜子の願いだと読み取れます。
ダンスの大会で決勝戦まで勝ち上がるまでに、4人の気持ちは共有されていました。
そこに突如として襲いかかる事故という悲劇は、あまりにも残酷すぎます。
この事故も神様が仕組んだのならば、別の人格として生きる仲間の未来をあわせることもできるはず。
突然すぎる悲劇で神頼みになる気持ちが、とても良くわかります。
出会いは必然
足して 引いた 欠けた 割れた
何度も確かめた答えだ
「まちがい」なんて言わせない
きみがぼくを見つけてくれたこと
出典: 天国のでたらめ/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平
とても不思議な出会いであるけれど、心の奥底で感じる絆は本物です。
この絆を何度も疑い、考え抜いた出会いなのだから、偶然などではありません。
4人で一心不乱に頑張ったダンスの絆が導いた、必然の出会いなのです。
それほどまでに4人の団結は強かったのでしょう。