Do you want to go higher?
Get closer to the fire
I don't know what you're waiting for
出典: セレブレイション/作詞:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin 作曲:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin
「あなたは高みにのぼりたいの?
それならば炎に近付くことよ
あなたが待っているものが何なのか私には分からないの」
高みにゆきたいという意味とライブなどでハイになりたいという意味が重ねられています。
興奮したいのならば燃えるような恋に手を出さないといけない。
または楽しくなりたいのならば私のステージを観てなど色々な意味に捉えることができるでしょう。
少しのリスクを負わないと楽しいこともできません。
臆病で躊躇してばっかりのあなたに火を焚き付けます。
私と一緒に楽しみたいのならば少しの危険は承知してよという思いも滲むでしょう。
マドンナは自分のホットな魅力を知り尽くしています。
彼女の軌跡を振り返るオールタイム・ベストの表題作ですから過去の作品すべてを「炎」としたのかも。
「炎」のようにホットな私の曲を楽しんで欲しい。
ベストアルバムというものは上級者よりも初心者に訴えるものが多いです。
マドンナのビギナーの皆さんに案内をしているのでしょう。
人生に積極的であれと歌い、私の歌を楽しんでとも歌う。
「セレブレイション」の魅力は楽しむことを主眼に据えたことにあります。
パーティ・ソングで踊ろう
「セレブレイション」がパーティ・ソングであることが分かります。
あなたをパーティに誘うマドンナに翻弄されるのです。
ライブ会場で踊りましょう
I'm gonna party, yeah
Cause anybody just won't do
Let's get this started, yeah
Cause everybody wants to party with you
出典: セレブレイション/作詞:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin 作曲:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin
「パーティしましょうよ yeah
なぜって誰もやりたがらないからね
さあパーティを始めましょう yeah
なぜって誰もがあなたとのパーティをしたがっているのよ」
マドンナはこの曲を大ヒットさせて、ライブ会場でパーティを展開するような理想を描いていたのでしょう。
他のアーティストが怖気付いていることも私は率先してやる。
私がパーティに招待するから楽しんで欲しい。
そんな想いを抱えてニコニコの笑顔をして私たちリスナーをライブに誘うマドンナ。
「セレブレイション」に誘われてマドンナのステージを楽しみたいものです。
一方であなたがモテモテの状態であることも歌われています。
多くのアーティストが自分のステージに観客として来て欲しいと考えているのです。
私たちリスナーひとりひとりを様々なアーティストが狙っているのでしょう。
パーティ文化を根付かせましょう
この箇所は「セレブレイション」という曲がパーティ・ソングであることを証明するようです。
マドンナはオールタイム・ベストアルバム「セレブレイション」に新曲を2曲加えました。
その表題作をパーティ・ソングに仕立て上げます。
パーティ文化が根付いているアメリカ合衆国の伝統がこの曲の背景にあるのでしょう。
邦楽にもパーティ・ソングはいっぱいありますが、中々日本の文化と馴染まなかったりします。
その点、マドンナが歌うパーティ・ソングには無理が一切ないです。
人生を楽しく過ごすためにも私たちはもっとパーティ文化を生活の中に採り入れた方がいいでしょう。
日頃のプレッシャーから解放されてずっと楽しみ続けるパーティ。
週末にパーティ文化が根付く土地は幸福です。
日常生活をちょっと忘れて、非日常であるパーティ空間を楽しみたい。
週明けからの仕事にももっとやる気を出すことができるはずです。
稀代のショーガール・マドンナ
マドンナは自信ありありであなたをパーティへ誘い出します。
彼女からの誘いを断れる人などいるのでしょうか。
マドンナとのパーティ
Boy, you got a reputation
But you gonna have to prove it
I see a little hesitation
Am I gonna have to show ya
出典: セレブレイション/作詞:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin 作曲:Madonna, Paul Oakenfold, Ian Green, Ciaran Gribbin
「あなたは評判を得ているのよ、boy
でもあなたはそのことを証明しないとね
少しためらっているのが私には分かるの
私が魅せてあげないといけないの?」
マドンナがあなたのことは既に知っていると歌います。
あなたの評判はかつてから聴いていたというのです。
先ほど見たようにあなたはモテモテという設定。
あなたをリスナーひとりひとりのことと解釈すると褒めてくれることが嬉しくなります。
しかし照れている場合ではないのです。
躊躇は禁物でしょう。
ライブというパーティに参加してくれないかとマドンナが誘っています。
超VIPスターですが気さくな性格のマドンナ。
観客の視線まで降りてきてくれます。
元々、アーティストとリスナーの関係は対等でなくてはいけません。
マドンナは稀代のショーガールですからそうした心構えを知り尽くしています。
だからこそあなたであるリスナーのことをこれほど上げてくれるのでしょう。
マドンナとパーティできたらどうしますか。
どんな服を着ていけばいいのかなど色々とためらうことが多いでしょう。
それでもそんな気遣いはやめてパーティに来てと彼女は誘ってくれるのです。
現代の女神ですから広い心を持ってあまり細かいことは気にしないのかもしれません。