柴咲コウ「ひと恋めぐり」
13thシングル
柴咲コウさんの「ひと恋めぐり」は、13thシングルとして2007年3月28日にリリースされました。
11thシングルから14thシングルをリリースするまで非常にスパンが短く、2006年12月から2007年5月の間で4枚のシングルをリリースしました。
1.5ヶ月に1枚のシングルをリリースしていたことになります。
ドラマ「砂時計」主題歌
「ひと恋めぐり」はドラマ「砂時計」の主題歌としてリリースされました。
ドラマ「砂時計」は2007年3月から約半年間に渡り、平日の13時から30分ドラマとして放送されていました。
小学6年生の頃から結婚までの成長や恋愛を描いたドラマで、原作は少女漫画でした。
島根県が舞台となっており、世界最大の砂時計「一年計砂時計」があることで有名な仁摩サンドミュージアムも登場します。
ドラマ放送時は観光スポットとして非常に人気を集め、今でもドラマの特設コーナーを設けいているほどです。
MVはこちら!
「ひと恋めぐり」のMVになります。
MVにはドラマ「砂時計」の登場人物である水瀬杏役の佐藤めぐみさん、北村大悟役の竹財輝之助さんも出演しています。
セピア色の映像が当時の「砂時計」を思い出させます。
MVが制作されたのが2007年なので、現代のものよりも画質が荒いのは仕方ないですが、それも1つの良さのように感じます。
歌詞解説
歌詞は柴咲コウさんの書き下ろし
懐かしい鮮明な記憶
覚えてますか?
海岸沿いで ずっと隣にいてくれると
幸せにする、大丈夫だよと
抱き寄せながら言った
出典: ひと恋めぐり/作詞:柴咲コウ 作曲:Jin Nakamura
覚えてますか?という、まるで離れ離れになってしまった杏と大悟を思い出させるような歌詞から始まります。
ですが、ドラマを意識しなくても1つの物語調のラブソングとして聴くことができます。
小さな頃に言ってくれた”幸せにする、大丈夫だよ”という大切な言葉がずっと身体に染み付いて残っています。
全く根拠の無い言葉でも、大事な人に言われた言葉、特別な時、場所で言われた言葉はずっと忘れられないものです。
海岸沿い、君の右にいたのか左にいたのか、言葉だけでなく当時の景色すら鮮明に記憶に描かれているはずです。
泣きたくてこらえ
人影に隠れすすり泣いた
ホームの隅…
出典: ひと恋めぐり/作詞:柴咲コウ 作曲:Jin Nakamura
当時嬉しくて泣きたくなったのか、当時を思い出し切なくて泣いているのか。
”泣きたくてこらえ”というワードがあるので、おそらく前者でしょう。
泣きたいくらい嬉しくて、だけど泣いているところを見られるのが恥ずかしかったのでしょう。