「LIVER」
肝臓!?
「LIVER」は2015年7月22日にリリースされたBLUE ENCOUNTの1枚目のアルバム『≒』(ニアリーイコール)に収録されている曲です。
初回生産限定盤にはDVDが付属しており、全国ワンマンツアー<TOUR 2015 GRAB THE LIGHT>のファイナル公演の東京Zepp DiverCity公演(6月12日)が収録されています。
オリコンチャート週間10位を記録しました。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/≒_(アルバム)
「LIVER」はレバーと読みます。レバーとは肝臓のことです。内臓のひとつですね。
しかし、普通に読むとレバーなのですが、BLUE ENCOUNTの「LIVER」は「ライバー」と読みます。
ライブに行く人という意味で「ライバー」なのですね。
ファンでしたら必ずゲットしたい初回限定盤ですよね。買い損ねた方はAmazonやヤフオクやメルカリで探せば見つかるかもしれませんよ!
それでは「LIVER」の世界を見ていきましょう。
「LIVER」の歌詞
深掘り
上から物言うヤツらの上を
クラウドサーフィンで抜け出し
満員電車のフロアで
モッシュしまくるつまらん毎日
新しいこと始めてみたいけど
何をやりたいのかすらわかんない
結局のところ一番居心地いいのは
自分のオフトゥンだけです
出典: LIVER/作詞:田邉駿一 作曲:田邉駿一
毎日の生活のストレスを歌っていますね。上から目線のウザい奴。ギュウギュウの満員電車。
日々の疲れが蓄積されているような雰囲気ですね。楽しいこともなく疲労感が友達のようです。
こんな疲れた日々では新しいことを始める気力もないようです。何をしたいのかすら思い浮かんで来ません。
それほど行き詰った日々が続いていますが、それを抜け出す方法はあるのでしょうか。
それでもって、一番心地良のは布団の中ということなんですね。ホント、疲れていると布団が一番の友だちになりますよね。
全てを脱いだら バンTまとって
ラババン装備すりゃ たちまち主役だ
DANCE! DANCE! HEY!YO!
出典: LIVER/作詞:田邉駿一 作曲:田邉駿一
疲れ果てていますが、ライブへ参加すれば元気になれると歌います。
「LIVER」という歌詞は直接には登場しませんが、ここでタイトルの意味が分かりますね。
バンTとはバンドのTシャツのことで、ラババンとはラバーバンドのことです。ライブに欠かせないアイテムですよね。
これを身につければ一気にテンションがアップする仕掛けです!
さあ、日々のストレスをぶっ飛ばす準備はOKです!!!
LIVE!! LIVE!! ハデにやっちゃって!
GO!! GO!! 遠慮すんなって!
間違っちゃっても 迷っちゃっても
君が君であるように
LIVE!! LIVE!! 地味な少年も
GO!! GO!! ケバいネェちゃんも
ちっちゃい偏見 一切消してよ
今日はグチャグチャになって踊ろう!
出典: LIVER/作詞:田邉駿一 作曲:田邉駿一
ライブでハデにやろう!と煽る歌詞です。こんなに煽られたらBLUE ENCOUNTのライブでは大興奮するしかありません!
自分のやり方でライブを楽しめばいいのですね。地味な人もケバい人もみんないっしょに楽しもうと歌います。
汗まみれでグチャグチャになるのがライブでは気持ちいいですよね!
BLUE ENCOUNTの演奏はタイトで上手いので、この煽る歌詞が聴く者の心に深く刺さります。
一つの音楽で 国も価値観も越えてつながるぞ!
見下してきちゃうヤツらの下をヘドバンでサッとくぐって
スクランブル交差点のウザいウォールオブデスも越えてさ
悩みも荷物も クロークに預け
一つの音楽で 国も価値観も越えてつながるぞ!
出典: LIVER/作詞:田邉駿一 作曲:田邉駿一
ここも日々のストレスを歌う箇所です。
見下してくる人、スクランブル交差点のウザいウォールオブデス。ウォールオブデスという表現が上手いですね。
スクランブル交差点内の人の壁ということですが、面白い表現です。まさに死の壁(笑)。
ライブでは持ってきた荷物はクロークに預けます。これで身体は自由になって暴れられますからね。
そうして音楽で心がつながると宣言しています。本当に音楽は人と人とをつなげる優秀なツールですよね。言葉も国境も超えます。
この力強いメッセージに胸が熱くなります。それにともなってBLUE ENCOUNT自身への高いプライドも感じますね。
TURN ME ON
Everybody get on the floor
TURN ME ON
We need to share the pain
TURN ME ON
Just one look and I know
TURN ME ON
出典: LIVER/作詞:田邉駿一 作曲:田邉駿一
【和訳】(意訳しています)
「私をその気にさせる。誰もが床に乗る。 私をその気にさせる。
我々は痛みを共有する必要があります。 私をその気にさせる。
ちょっとちら見、私は知っている。 私をその気にさせる。 」
ライブでの様子を歌っていますね。「私のその気にさせる」とはライブが私を盛り上げてくれる、元気にしてくれるということでしょう。