RADWIMPS【愛にできることはまだあるかい】歌詞の意味を徹底考察！無情な世界で導き出した答えは？

悲しくて泣いたことも、嬉しくて笑ったことも。

それは誰かがいるからこそ味わえる感情です。

誰かがいるからこそ、淋しくもなるし、温かい気持ちにもなる。

人は誰かとの繋がりによって生きているのです。

1番では主人公である僕の視点から、社会への不安を歌っていました。

そして2番では俯瞰的な視点から、人としての運命や世界の在り方を歌っています。

1番と同じ歌詞ですが、主人公にとっての君との愛が、世界にとっての愛へと、壮大に広がっているのです。

1番でも描かれていたように、人は丸裸で生まれ、あの世にも何も持っていくことができません。

それでもなぜ傷つきながらでも、必死に生きた証を残そうとするのか。

なぜ死ぬと分かっていたのに、いざとなれば必死に生きたいと願ってしまうのか。

その意味を神に問いかけています。

しかし決して悲観しているわけではないようです。

最後のフレーズは、今を必死に生きようとする自分たちを誇らしく思っているようにも感じます。

それは主人公にとって君という愛を、生きる意味を、見つけたからではないでしょうか。

最後は希望を歌って「愛にできることはまだあるかい」は終わりを迎えます。

人類が誕生してから数百万年。

たくさんの愛が積み重なって今の社会は形成され、愛をテーマにした作品も溢れるほどに生まれてきました。

「愛にできることはまだあるかい」も、そのひとつといえるでしょう。

しかしどれだけの愛が描かれても、主人公にとっての愛が君であるように、人それぞれに愛の形は違います。

たとえ社会が変わらなくとも、誰も手を差し伸べてくれなくても、僕は君がいれば生きていける。

そんな思いが伝わってきます。

だからこそ最後のフレーズは、問いかけではなく言い切っているのです。

人が生きることを“愛”という壮大なテーマを通して描いた「愛にできることはまだあるかい」。

主人公にとっては、君が生きる意味になりました。

これは何も恋人に限ったことではないでしょう。

友人や家族、叶えたい夢。

人それぞれに生きる意味となり得るものは違うでしょう。

大切なのは今の現状をどう捉えるかです。

主人公は君と出会っていなければ、現実に息苦しさを感じたままだったでしょう。

「今」を嘆くのではなく、精一杯に生きていく。

そうすることができれば、いつか死ぬときに後悔をしなくていいのかもしれません。

ここではRADWIMPSのおすすめソングを紹介していきます。

ぜひチェックしてみてください。