あぁ その胸の隅っこにふてくされた希望を隠しているなら
そいつと手を組んで あの青空まで一緒に飛ばそうよ

出典: 君の鼓動は君にしか鳴らせない/作詞:平井堅 作曲:平井堅

MVの中で平井堅さんとダンスを踊る女性は、最初、一緒に踊ることを拒みます。

平井堅さんがなんども優しく踊ろうと誘いますが、女性はうつむいたまま顔をあげることもしようとしません。

しかし、歌詞のこの部分でついに平井堅さんと目を合わせ、立ち上がります。

そして、「あの青空まで一緒に飛ばそうよ」の部分では、笑顔で竹とんぼを連想させる動きをします。

筆者はここで号泣でした。

本当に感動できるMVですので、ぜひチェックしてくださいね。

序盤のダンスを頑なに拒んでいるくらい傷ついた心。

それが徐々にときほぐされ、やがて心を開いて踊り始める課程は人が傷つき立ち上がる様を表現しているように見えます。

平井堅さんの感性でオーディションから見出された女性は、見事に期待通りの役割を演じて我々に熱い涙を届けました。

第4位 僕の心をつくってよ

こちらのまた見ると号泣間違いなしのMVです。

MVには、派手なファッションのガングロギャルと献身的に介護をする女性が登場しますが、実はこの2人は同一人物です。

そして、なんと実際にガングロギャル介護士を両立させている実在の人物が出演しています。

はるちゅらさんとおっしゃるこの女性は、実際にガングロギャルであり、介護士でもあります。

はるちゅらさんの日常を映したこのMV、とにかくはるちゅらさんの優しい瞳が印象的です。

ガングロギャルとして仲間と騒ぐことも、介護士として働くことも、どちらも人と心を通わせているに過ぎないこと

そんな当たり前のことに気づかせてくれたこのMVに筆者は感謝しています。

心は人との触れ合いでつくられる

ねぇ 君が笑うと弾むんだ
ねぇ 君が泣いたら痛いんだ
君だけが 君だけが 僕の心をつくるんだ

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

私たちの心は、人と触れ合うことによってつくられています。

大切な人が笑うと幸せを感じ、大切な人が泣いていれば心が痛む・・・私たちの心はそんな経験をしながらつくられていくのですね。

たくさんの人と繋がり、助け合うことで優しくて温かい心をつくって生きていきたいですね。

自分に自信が持てなくて居場所も探しているような僕は、不安な思いとは無縁そうに見える君を眩しく感じていました。

やがて君にも弱さやズルさがあるかも知れないと感じられるようになった僕は、外向きの視線をもつことが出来る程度に成長したのです。

だから喜びであろうと、悲しみであろうとなんでも受け止めていくと宣言しているのでしょう。

第3位 桔梗が丘

MVも三重県名張市の桔梗が丘で撮影され、平井の母親も出演している。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/桔梗が丘_(曲)

この曲もまたMVが泣けるおすすめの一曲です。

「桔梗が丘」は実際の平井堅さんの故郷で撮影され、実のお母さんも出演されています

息子の好物の「すき焼き」を作るお母さんの後ろ姿に筆者は涙が止まりませんでした。

心安らぐ場所は親の無償の愛に支えられている

いつかあなたが扉を開けて 自分の空を翔く日が来ても
羽根を休める場所になるため ここだけはあたためていよう

出典: 桔梗が丘/作詞:平井堅 作曲:平井堅

実家はいくつになっても穏やかな気持ちになれる心のよりどころですよね。

その場所を作ってくれたのは、親から子への愛情ではないでしょうか?

この歌詞には、いつの日にか自分の元を飛び立ってゆく子供にむける親の無償の愛が溢れています。

「桔梗が丘」は、今まであって当たり前だと思っていたものが、実は大きな愛に支えられていたと気付かせてくれる感動の曲です。

人は"世間の荒波"と表現されれるような外の世界と、羽を休める家庭があってバランスが保てます。

でも、心を安らげる家庭は敢えて意識することのない空気のような存在ではないでしょうか。

そんな家庭の存在を改めて教えてくれるこの作品には、平井堅さんの家族への愛が濃密に込められているように感じます。

だからこそ自身の母親をMVに出演させたのかもしれませんね。

第2位 僕は君に恋をする

表題曲「僕は君に恋をする」は、2009年公開の東宝映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』(主演:井上真央、岡田将生)の主題歌で、平井堅自身が「同映画の脚本を読んだのち書き下ろした楽曲」であると明かしている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/僕は君に恋をする

僕は君に恋をする」が主題歌に起用された映画僕の初恋を君に捧ぐ」は、心臓病が原因で20歳まで生きられないという運命を背負った少年と、彼を支える少女の物語です。

ありきたりな設定と思われるかもしれませんが、過酷な運命を背負いながらも、純粋な心を持った10代の真っすぐなラブストーリーはいつの時代も私たちの心に響きます。

「僕の初恋を君に捧ぐ」は、号泣間違いなしの映画であり、その主題歌「僕は君に恋をする」もまた、聴くだけで涙が止まらなくなる名曲です。

残される者へのストレートなメッセージ