アーティストにとって、ブレイクとは何か?
心があるから表現には様々なものがあります。そして様々な時期があると考えます。
THE YELLOW MONKEYの吉井さんにとっては、この歌が燃えさかる愛の表現であり、だからブレイクしたということもできるでしょう。
様々なことを表現できる音楽ですが、やはり愛の表現というものは人々に伝わるものなのではないでしょうか?
太陽という大きな存在と一体となった愛の表現がブレイクに繋がったのではないでしょうか?
『太陽が燃えている』幻のデモ音源
2004年に発表された『MOTHER OF ALL THE BEST』のDISC3に太陽が燃えているのdemoバージョンが収録されています。
このバージョンでは歌詞が若干変わっています。
その変わっている部分は、この歌が求愛の歌ではなく、結ばれた後の歌だということです。ここは重要な部分です。
発表されたバージョンでは、最初の部分で君と結ばれたいと表現されていますが、本来は君と結んでいたいという表現です。 だから本当は、求愛の歌ではなかったのでしょうね。 本当は結ばれた後に、愛が燃えていたのだと筆者は考えます。
愛を手にすることほど、創造の力になるものはないと思います。 この歌の冒頭の悲しみの雨がやんだ理由は、きっと愛をもう手にしていたからなのでしょう。そして太陽が輝きだしたのです。
愛の力
愛を知らないのに愛を書くことも表現することもできません。そして愛は真実でなければいけません。 そしてその愛はひとりではなく、男性、女性、ふたりとも真実でなければならないのです。 吉井さんの表現の中にくもっている部分があったかと言えば、やはりそれはなかったのでしょう。 だからこそ太陽が燦々と輝いています。
ロックという反旗を感喜に変えよう!
THE YELLOW MONKEYは本物のロックを響かせながら、しかも愛の歌を歌うことができたバンドです。 ロックとは元々は反抗しながら自分たちとは何かということを模索する人生の表現だと筆者は考えます。だからライブ演奏はLIVEという生きることそのものでもあります。
そしてただ反抗するだけではなく、友とともに愛を手にする。もしそういうことができれば、それはとても素晴らしい世界ではないでしょうか?
THE YELLOW MONKEYの音楽を聴きながら、多くの人が愛を手にする勇気を持ってほしいと思います。
最後に
アーティストだけではなく、誰もが愛を求めていて、愛のために戦い、そして愛を手にできれば素晴らしい人生になってく。そう筆者は信じています。 ただこの愛が本物かどうかは問われるのだと思います。 時には心が曇ったり、雨が降り出したり、表現は様々です。 しかし吉井さんのように晴れわたる心で愛を伝えたいものですね。
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