配信限定シングルの原曲を収録したボーナストラックは次の通りです。

【ボーナストラック】
14.九州をどこまでも - SINGLE VERSION -
15.愛しのライリー - SINGLE VERSION -
16.KNOCKKNOCK!- SINGLE VERSION -
17.あなたと同じ空の下 - SINGLE VERSION -
18.その日は必ず来る - SINGLE VERSION -

出典: THE DREAM QUEST/DREAMS COME TRUE

「SNOW DANCE」

「SNOW DANCE」収録情報

「SNOW DANCE」DREAMS COME TRUEの26thシングル。リリースは1999年12月24日という、まさに1900年代の終わり間際の雪の頃に世に出た曲でした。

クリスマスイブにリリースされた曲ですが、歌詞は少し寂しいものとなっています。

「SNOW DANCE」以降のDREAMS COME TRUEシングルはすべてマキシシングルとしてリリースされています。「SNOW DANCE」収録曲は下記の通りです。

1.SNOW DANCE
2.SNOW DANCE ~a cappella version~
3.SNOW DANCE ~acoustic version~
4.dragonfly ~special radio mix~

出典: SNOW DANCE/DREAMS COME TRUE

また、人気曲ゆえに複数のアルバムにも収録されています。収録アルバムは次の5作品です。

  • monkey girl odyssey(2001年12月5日リリース)
  • DREAMAGE-DREAMS COME TRUE "LOVE BALLAD COLLECTION"(2003年12月17日リリース)
  • DREAMANIA DREAMS COME TRUE ~SMOOTH GROOVE COLLECTION~(2004年1月9日リリース)
  • DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL 2"(2009年3月21日リリース)※15thアルバム「DO YOU DREAMS COME TRUE?」初回限定盤A付属ベストアルバム
  • DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム(2015年7月7日リリース)

「SNOW DANCE」の歌詞を読もう

【SNOW DANCE/DREAMS COME TRUE】恋心を○○に例えた歌詞とは?収録情報ありの画像

ハラハラ舞う雪になって/あなたのホホを/そっと撫でて
サヨナラサヨナラ/歌って/街を渡って/どこへ行こう/吹かれて行こう

1900年代/最後の夏は行って/思い出だけ食べて/秋は過ぎて
会えなくなった/月日はひそやかに/輪を描いて/積もる

ハラハラ舞う雪になって/あなたのホホを/そっと撫でて
サヨナラサヨナラ/歌って/街を渡って/アスファルトに落ちて消える

出典: SNOW DANCE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

この曲のリリースは1999年のクリスマスイブ。1900年代最後の夏が過ぎていまは冬です。この歌の主人公は夏にお付き合いした人、つまり「あなた」と別れて以来、会っていないようです。

「思い出だけを食べて」ということは、会えなくて食事もできず、ただその人のことを思いだして時を過ごしたということでしょう。月日が「積もって」秋が過ぎ、雪の季節になりました。

この季節なら「ハラハラ舞う雪」になれば「あなた」に触れることもできるのに、という、平安の恋歌から連綿と継がれてきいる女性の「会いたい」思いが20世紀の終わりにも歌われているのです。

天球儀が/"2000"を象ったウィンドウ/足元にこぼれる/眩しい星
いつもの冬と/みんな少し違う顔してるのは/なぜ?

ハラハラ舞う雪になって/あなたのホホに/くちづけして
サヨナラサヨナラ/歌って/昨日を渡って/どこへ行こう/どこへ吹かれて行こう

出典: SNOW DANCE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

星を観測する人を中心とした仮想の球面を「天球」と呼びます。「天球儀」とはこの天球を、地球を地球儀に模すように、模型としたものです。

【SNOW DANCE/DREAMS COME TRUE】恋心を○○に例えた歌詞とは?収録情報ありの画像

この天球儀がショウウインドウの中にいくつも、「2000」という文字を構成するように並べられているのを、主人公は見たのですね。1999年は来たる21世紀、2000年を間近に沸いていた頃です。

近年の天球儀は光を放って星の並びを投影するものも多いので、この歌詞に登場するのもそういうものなのでしょう。「足元にこぼれる/眩しい星」とはおそらく投影された星です。

天球儀が「2000」をかたどる冬、みんながいつもと違う顔をしているのは新世紀が間近の特別な冬だからでしょうか、それとも、主人公が「あなた」に会えずにいる寂しさからそう見えるのでしょうか。

ハラハラ舞う雪になって/あなたのホホを/そっと撫でて
サヨナラサヨナラ/歌って/街を渡って/どこへ行こう/どこへ行こう

ハラハラ舞う雪になって/あなたのホホに/くちづけして
サヨナラサヨナラ/歌って/あなたに歌って/昨日を渡って

明日へ吹かれて行こう

出典: SNOW DANCE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人

「ハラハラ舞う雪」になって「あなた」に触れたい、と主人公は考えています。それは推測できます。しかし、歌詞「サヨナラ」を繰り返します。

夏から会うことが叶わずにいるのは、ただ擦れ違っているのではないようです。「1999年最後の夏」は2人にとっても「最後の夏」だったのかもしれません。

別れてしまったけれど、一瞬でも構わないから、もう一度触れたい。その気持ちが、雪になって「あなた」の頬を撫でて、くちづけて、という想いになっているのです。

だけど、一瞬の邂逅ののちは「サヨナラ」を告げるのだという決意もまた、主人公の心にはあります。さらには「サヨナラ」の後の主人公の行方は、主人公自身もまだ分からずにいます。

「昨日を渡って/どこへ行こう/どこへ吹かれて行こう」、そう思っていた漂う心は「明日へ吹かれて行こう」と自身の行手を定めますが、ハラハラ舞う雪のような心は思う方へと行けるでしょうか。

恋心を他所に時はただ過ぎていきます。

まとめ

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