NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌を担当

AKB48「365日の紙飛行機」朝ドラ主題歌!歌詞を教えて♪の画像

「365日の紙飛行機」はAKB48グループとしても初めてのNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌として制作されました。

「あさが来た」の舞台は幕末で、明治時代にその性格から一代の女傑としてたたえられた広岡浅子さんをモデルにした物語です。時代が激動する中、銀行や生命保険会社を設立した人物ですね。

波留さんが主演を務めたこの「あさが来た」は連続テレビ小説として今世紀最大の視聴率を記録するほどの人気がありました。そのためNHK連続テレビ小説を見ている中年層の女性からの支持も多い曲ですね。

主人公の生き方を「紙飛行機」にたとえた曲

AKB48の総合プロデューサーでAKB48のほとんどの楽曲の作詞を担当している秋元康さんは女性にまだまだ力がなかった明治時代に性別を言い訳にせず心のままに前に進み続けたヒロインを「紙飛行機」に例えたそうです。

紙飛行機は遠くに飛ばそうと思って力を込めてしまうと、うまく力が伝わらずすぐに落ちてしまいますよね。時代という流れに対して逆らうのではなく風を受け乗っていくことでどこまでも遠くへ行けるということでしょう。

実はカップリングに収録されている「365日の紙飛行機」

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第66回NHK紅白歌合戦で歌唱されたり第58回日本レコード大賞の優秀作品賞にも選ばれた「365日の紙飛行機」ですが、実はシングルCDの表題曲ではないんです。

この曲が収録されているのは2015年12月9日にリリースされた42thシングル「唇にBe My Baby」という高橋みなみさんが卒業直前にセンターを務めた最後のシングル曲です。

ちなみに「365日の紙飛行機」のセンターを務めたのはAKB48名義では初めてのセンターとなるNMB48山本彩さんです。

ドラマの反響が大きく仕様変更も。

「365日の紙飛行機」はドラマの反響が想像以上に大きかったため急遽CDの背面にヒロイン役の波留さんが印刷した巻き帯が作られたようです。

「365日の紙飛行機」の歌詞

1日の始まりから曲が始まる

朝の空を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした

出典: 365日の紙飛行機/作詞:秋元康 作曲:角野寿和,青葉紘季

曲の始まりは、連続テレビ小説の主題歌にぴったりの素朴な曲調から始まります。また、AKB48では珍しくAメロは山本彩さんのソロパートのみで歌われています。

そのため山本彩さんのハリのある歌声がクリアに聞こえ爽やかに響きます。

歌詞も連続テレビドラマ小説を意識しているような「あさ」という言葉からスタートしており「1日の始まり」が歌われています。

時には雨も降って
涙も溢れるけど
思い通りにならない日は
明日 頑張ろう

出典: 365日の紙飛行機/作詞:秋元康 作曲:角野寿和,青葉紘季

今日も気持ちよく過ごせることを願っていてもうまくいかない日は誰にだってありますよね。そんな時には、抗うんじゃなくて今日はあるがままでいようという歌詞です。

今日じゃなく明日にしているところが無理をしていなくてイイといわれているようで肩の力がふっと抜けます。

誰もが抱えている自由に生きたい想い

ずっと見てる夢は
私がもう一人いて
やりたいこと 好きなように
自由にできる夢

出典: 365日の紙飛行機/作詞:秋元康 作曲:角野寿和,青葉紘季

この歌詞に共感する人は多いのではないでしょうか。会社の仕事や人間関係をすべて放りだして自由になりたいと感じている人もいますよね。

現実で何か行動を起こすには大きなエネルギーが要ります。やりたいことを好きなように自由にできるようになるまでは多くの困難と壁が待っているものですよね。

歌詞では現実ではできていないけれど自分の想像の中でもう一人なりたい自分がいて誰にも束縛されない自由をほしがっている姿が浮かびます。