TGC舞台上で生披露
9.呼吸
息をすう 息をはく
ただそれだけのことで
どうして人は苦しむのだろう
見あげた空のむこう
太陽は今日もまた微笑んでいる
君の笑顔に似ていたんだ
出典: 呼吸/作詞:菅田将暉、飛内将大 作曲:飛内将大
2ndシングル。大事にしたかった彼女がいたのに、傷つけてしまった男の歌です。
これまで自然にできていたことができなくなっていく。
彼女の笑顔を思わせる太陽を見ることさえ苦しい。それでももう、彼女はいない……。
男は「愛する気持ち」を失(な)くさずに生きていく決意をしてようやく歩き出します。
「東京ガールズコレクション(TGC)2017 AUTUMN/WINTER」でも披露された切ない楽曲です。
10.浅草キッド(菅田将暉×桐谷健太)
同じ靴まで 買う金は無く
いつも 笑いのネタにした
いつかうれると 信じてた
客が2人の 演芸場で
出典: 浅草キッド/作詞:ビートたけし 作曲:ビートたけし
原曲はビートたけしさん。1986年に発売したアルバム「浅草キッド」に収録されていました。
売れない芸人の夢を歌ったあたたかみに溢れた歌です。
もともと大好きな楽曲だったので、菅田さんと桐谷さんが歌うと聞いたときには、もう……!
この歌がCDでちゃんと残ってくれて本当に嬉しいです。
いい歳(※個人差があります)になってくると涙なしには聞けない楽曲です。笑
11.灰色と青〔+菅田将暉〕(米津玄師)
どれだけ無様に傷つこうとも
終わらない毎日に花束を
くだらない面影を追いかけて
今も歌う今も歌う今も歌う
出典: 灰色と青(+菅田将暉)/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
このコラボも大好きなので今後も何度でも見たいですね。
酔った米津さんが菅田さんに「オレは天才だ!」と言い続けていたというエピソードがたまらなく好きです。
「今も歌う」を3度繰り返すところも緩やかな決意が見えて素敵ですよね。
はい、天才だと思いますよ。笑
12.茜色の夕日
茜色の夕日眺めてたら 少し思い出すものがありました
晴れた心の日曜日の朝 誰もいない道 歩いたこと
出典: 茜色の夕日/作詞:志村正彦 作曲:志村正彦
原曲は2005年に発売されたフジファブリックの6thシングルです。
この曲は自分の無力さを笑うこともできない青年が主人公。恋人にも何もしてあげられません。
でも夕日を眺めていると周りが見えてきて、最後には星が見えるまで顔を上げられるようになります。
ダメな時期があってもいい、顔を上げたら東京にも星は見える。
そんな風に緩やかに人を応援してくれる楽曲です。
菅田さんは声変りが始まってからカラオケに行かなくなり、歌を聞くのも止めてしまいました。
でも19歳のときにこの曲を聞いて自分と重なる部分があり、衝撃を受けたそうです。
「一時期自分のテーマソングだった」というほど大切にしてきた曲です。
1stアルバムで歌うことができてひと際感慨深かったのではないでしょうか。
ダウンロード版の収録曲
次の2曲はiTunesのダウンロードアルバムにのみ収録されています。