出会った季節はもう花が咲き
つぼみだった頃を想うだろう
君が育ってきたこの街には
柔らかい面影宿って

君は何に恋をして
ここまで歩いてきたの?
知りたいと思うよ
振り向いて

出典: いつかの、いくつかのきみとのせかい/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

二人の関係性を花に例えた歌詞

お互いが恋心を自覚し、出会って何度目かの桜が咲いた今、つぼみのように二人の気持ちが芽吹く前のことを改めて愛おしく思い返す歌詞ですね。

恋をすると、まだ何も思っていなかった頃の出会いや、見える景色さえも違って見えるという心境の変化がうまく表現されている部分でもあります。

そして、「君は何に恋をしてここまで歩いてきたの?」と、自分の知らなかった頃の「君」も知りたいと思っているのですね。

僕と出会う前の君の心さえも知りたいと思う...!

いつかの僕のいない
君のセカイへと行けたら…
優しく胸に響くようなフレーズを
僕に囁きかける

夢でいつか見たような気がしてた
景色今目の前に広がって
伝えたかった言葉を思わず失ったよ

出典: いつかの、いくつかのきみとのせかい/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

「いつかの僕のいない君のセカイへと行けたら…」とは自分が知らなかった頃の「君」の心も知りたいという想いが込められた歌詞だったのですね。

声をかけられなかった頃に比べたら、CDジャケットの絵のように今こうして目の前で律が笑っていることが夢のようだというのがよくわかりますよね。

そんな景色が今目の前に広がっていることで幸せで胸がいっぱいになりすぎて好きだと伝えたいのに伝えられないという想いも伝わって来ます。

「きみ」の存在が明日を楽しみにさせ、そして物語は未来へと続いていく

「優しい声がする」
「輪になっていて」
「どこかな?」
「ここだよ」
「さあ・・・!」

いつかのきみのセカイ
僕にも見せてよ ほら今
優しく胸に響くようなフレーズを
僕に囁きかけて
また明日何を話そう?
物語の続きを見に行こう
明日も会えるのかな?
物語は未来へ続いてく

出典: いつかの、いくつかのきみとのせかい/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一

「」で囲まれている部分の歌詞は、河合荘という優しい人々がいる場所のことを表現しているのでしょう。

毎日一緒にいても、「また明日何を話そう?」、「明日も会えるのかな?」という胸のときめきは抱えたまま二人の世界と、物語は未来へ続いてく

そんな、宇佐と律の関係性を描いた心温まる歌詞でした。

おわりに

【いつかの、いくつかのきみとのせかい/fhana】〇〇風のギターを意識!?歌詞解釈・TAB譜ありの画像

fhána「いつかの、いくつかのきみとのせかい」を紹介しましたが、いかがでしたか?

歌詞は主題歌となった『僕らはみんな河合荘』の主人公である宇佐からヒロイン、律への想いが描かれたものでした。

しかし、慣れなかった場所が安らげる場所へと変わっていく様子や、恋が見える景色さえも変えて行く様。

さらに、好きな人の、全てを知りたいという想いなど、アニメ主題歌ということを抜きにしても感情移入できる素敵な歌詞でしたね。

ぜひ、アニメは見ていないという人にも聴いて欲しい一曲です。

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