teto「溶けた銃口」

初フルアルバム

teto2018年9月26日に満を持して1枚目のフルアルバム「手」をリリースします。

彼らと言えば、2017年8月にミニアルバムである「dystopia」をリリースしたことによって、テレビ番組「バズリズム02」へのメディア出演や「COUNTDOWN JAPAN 17/18」への出演など大きく飛躍していったバンド

【teto/溶けた銃口】MVを解説!シンプルな映像に隠された異変…夏の終わりに伝えたいこととは?の画像

ジャンルやカテゴリに捕らわれず、ボーダーレスな音楽を衝動のままにアウトプットしていく彼らの音楽は世の中へとどんどん浸透しつつあります。

そんな大躍進の勢いをそのままに2018年3月にはシングル「忘れた」をリリースし、今回のフルアルバムへのリリースへと繋がっていきます。

【teto/溶けた銃口】MVを解説!シンプルな映像に隠された異変…夏の終わりに伝えたいこととは?の画像

今回、紹介する「溶けた銃口」は、このアルバムに収録されており、アルバムの中でも重要な役割を担っています。

それでは、まずそんなフルアルバム「手」の収録曲を見ていきましょう。

収録曲は?

渾身の全15曲!

【teto/溶けた銃口】MVを解説!シンプルな映像に隠された異変…夏の終わりに伝えたいこととは?の画像

収録曲は、以下の15曲になっています。

1. hadaka no osama
2. 高層ビルと人工衛星
3. トリーバーチの靴
4. 奴隷の唄
5. 市の商人たち
6. 洗脳教育
7. 種まく人
8. 散々愛燦燦
9. マーブルケイブの中へ
10. Pain Pain Pain
11. 拝啓
12. 溶けた銃口
13. 夢見心地で
14. 忘れた
15. 手

出典: https://www.amazon.co.jp/手-teto/dp/B07FRSNN6J

EPや配信がまかり通っているこの時代でしっかりと盤を作り、15曲も収録するというのは今となっては珍しい例ではないでしょうか。

しかし、それだけ伝えたい想いがあり、届けたい音が彼らにはあることを強く感じます。

今回のアルバムにも「忘れた」が収録されていますが、これはシングルを再レコーディングしたバージョンだそうです。

常に新しいものを追求していく姿勢にも胸を打たれます。

また、すでに廃盤になってしまっている自主制作盤からも選曲され、こちらも再レコーディングされて収録されています。

それによって、昔ながらのファンにも嬉しい1枚となっています。

1曲目を飾っている「hadaka no osama」は、激しいパンクと焦燥感の詰まった1曲。

しかし、トラックが進んでいくにつれて、パンクのみならずフォーク色のあるもの、ガレージロックのようなもの、もちろんハードなものまで、本当に色とりどりに散りばめられた印象があります。

その中でも、「溶けた銃口」は12曲目とアルバム終盤に配置されています。

一般的なアルバムであれば、12曲目がラストということも多いでしょう。

それだけ重要なポジションに配置されているこの楽曲は、爽やかな中にも重たいサウンドが上手に混ざりこんでいて、季節の変わり目のような入り混じった世界観が印象的です。

どの曲もそうですがこの曲でアルバムを締めくくってもいいんじゃないかと思えるほどの捨て曲なしの15曲。

このように、しっかりと最初から最後まで聴き逃してほしくない彼らの今が全て詰まった1枚になっています。

それでは、次に「溶けた銃口」のMVにも迫っていきましょう。

MVを解説!

加藤マニ作品!

まず、先に紹介しておきたいのが今回のMV加藤マニが監督を務めているということです。

彼らと加藤マニがタッグを組むのは2回目です。

「拝啓」という楽曲も監督を務めており、メロコアを彷彿とさせる疾走感のある楽曲や彼らのライブ感を上手に引き出しており、とても引き込まれる映像に仕上がっています。

いかがですか?

実際にライブが観たくなるような映像ですよね。

また、今回の「溶けた銃口」のMVはスペースシャワーTV2018年9月度の「POWER PUSH!」が決定し、ヘビーローテーションで放映されています。

それでは、そんなMVを観ながら解説していきましょう。

シンプルな映像に隠された異変…