柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は
失うもの失ってなお
人は まだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由(わけ)は
人が 人の痛みを聴くためだ
出典: 銀の龍の背に乗って/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
すべてを失っても、人と人は、つながりを求めています。人の苦しみや傷みに気づくために、柔らかな皮膚であり続けるのです。
もし、心を固く閉ざして、繊細さを持っていないのであれば、決して人の心に気が付くことはないでしょう。
柔らかな皮膚(心)で、人の悲しみを聴きましょう。
それはかつて困難に遭遇し、痛みを体験したことがあるからこその、人への優しさです。
わたボコリみたいな翼でも
わたボコリみたいな翼でも
木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り呼ぶよ「さあ行こうぜ」
出典: 銀の龍の背に乗って/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
たとえ、か弱い翼でも、小さな爪でも、僕は龍の足元へ、僕の勇気のはじまりまで登っていくつもりです。
力がなく、自身もなく、行動ができなかったけれど、傷んでいる人がいるかぎり、少しずつでも前に進みたいのです。
そして、僕の心の中の龍を呼び覚まします、「さあ行こうぜ」と。
中島みゆき「銀の龍の背に乗って」動画は?
様々なアーティストによるカバーバージョン
2003年リリースの「銀の龍の背に乗って」。公式MVはありません。現存しているのは、さまざまな歌手のカバーバージョンなどです。
SKYzARTによるカバー
大阪を拠点に活動するロックユニット「SKYzART」によるカバー。
アコースティックギター1本のみの伴奏でしっとり力強く歌っています。
シンプルなアレンジなので、歌詞がダイレクトに心に刺さるようです。
まとめ
とても非力な自分だけど、助けを求める傷ついた人がいるのなら、小さな力を振り縛って一歩を踏み出そう、というような歌です。
自分の中にある銀の龍、それは最初は力も弱く、爪も小さな頼りないものかもしれません。
でも一歩前にでて進む勇気があれば、やがて大きな龍となって羽ばたくことができるかもしれません。
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