”あいつ”というのは、神様のことを表しているのでしょう。この曲には神様が度々出てきます。

神様のせいで自分の人生がめちゃくちゃになったと、自暴自棄になっています。

これまでダメな人生を歩んできた人には、落とし穴が丁度いいと思っているのでしょう。

過去を変えることは出来ません。大嫌いな思い出もトラウマも、これから一生付きまとっていきます。

”自分だけが”、”自分ばっかり”と思ってしまうのは余裕が無い証拠でしょう。

ぽかんと口を開けた闇に 幼い頃の幻想がちらつく
親父がよく言っていた 「悪人も天国に行けるぜ」

出典: 穴を掘っている/作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ

そんな時にふと、父親の言葉を思い出します。

「穴を掘っている」の歌詞の中で、父親の言葉だけが唯一の希望と言えるかもしれません。

それが「悪人も天国に行けるぜ」という言葉です。

だって神様も悪人 だって事はガキだって知ってるぜ
泣いても喚いても祈っても こんな世界に生れ落ちたのが証拠
人生そんなもんなのかもね 諦めは早けりゃ早い方がいい
僕は僕を諦めたぜ 生まれてすぐさま諦めたぜ

出典: 穴を掘っている/作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ

サビで「悪人も天国に行けるぜ」という言葉の説明をしています。

”神様がこんな世界に命を授けてきたことこそが問題なんだ”と言っています。確かに言われてみればそうなのかもしれません。

誰もが生まれたくて生まれてきたわけではないし、それが奇跡だとしても誰もが望んで生まれたわけではないのです。

だからこそ生まれてきたことに対して諦めてしまえばいいのです。

諦めること≠死

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諦めてしまえばいいと歌っていますが、生きることを諦めて死を選べと言っているのではありません。

”生きることに対して希望を持ち、一生懸命生きていくのを止めろ”と伝えているのです。

MVの最後には”あなたは一人じゃない”というメッセージが表れます。

「一人じゃないから甘ったれるな」「一人じゃないから頑張ろう」という2つの意味が込められているようです。

終わりに

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いかがだったでしょうかamazarashiの「穴を掘っている」について紹介させて頂きました。

この曲に出会い、1人ではないことを実感できる人が増えてくれれば幸いです。

生きることに疲れた時、息苦しさをひどく感じてしまう時にこの曲が支えになれば良いですね。

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