最後の言葉が うなずく姿が
胸の真ん中を強く 締めつけるけど
夢中で愛した すべてで愛した
砕け散ってしまうようなくらい 恋に震えた
Oh ah 出会えてよかった
出典: その人/作詞:Toshinobu Kubota 作曲:Toshinobu Kubota
このパートでは再び2人の別れの場面を描いていると考えられます。
1行目は別れを受け止める彼女の様子を描いているのでしょう。
続く2行目ではそんな彼女を見て主人公が感じている切なさや申し訳なさが描かれています。
もしかしたら別れを告げたのは主人公の方なのかもしれません。
彼女を傷つけてしまったことで彼も胸を痛めているのだと考えられます。
そして、3行目以降では再びこの恋がもたらした愛情への感謝を述べているようです。
4行目では主人公がこの恋に対して全てを捧げた様子が表現されています。
この恋の間、彼は今まで経験したことがないほどにいつも恋人のことを考えながら過ごしていたのかもしれません。
それによって今その恋が終わろうとしていることでぽっかりと穴が空いてしまっていると感じているのでしょう。
2人の今の関係性は
こうして終わっていった2人の恋ですが2人の最後を描いた歌詞から伝わることがあります。
それはこの恋の結末は決して、2人の関係が悪くなったために生じたものではないということです。
恐らく今の2人の関係性というのも恋人ではなくなったものの憎んでいるわけでもないと考えられます。
一生忘れることのできないような恋を経験させてもらったことに感謝を述べていた主人公。
ここまでの歌詞を読んできて感じるのは、2人は今もお互いの幸せを願っているのではないかということです。
「その人」で描かれていたのは主人公にとって忘れられない人との思い出と別れでした。
まとめ
失恋をテーマとしながらも、どこか2人の明るい未来を感じさせる歌詞でした。
恋愛における理想の最後ともいえる別れは私たちに人生における別れの意味を教えてくれます。
久保田利伸ならではのR&Bのトラックによって、大人な恋の形を私たちに伝えてくれる楽曲でした。
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