「ビビ」と呼ばれている少女と怪物のような男。
愛しているからこそひとり孤独にこの街を去ろうとする男…。
二人の間にどんな物語があったのか、それもまた想像を掻き立てます。
愛しているからこそ、そばにいられない。
大切だからこそ離れていたい。
そんな恋を経験した人には思わず涙がこぼれる一曲です。
6位「灰色と青」
2017年11月1日に発売されたばかりの4枚目のアルバム「BOOTLEG」に収録されたこのナンバー。
今をときめくイケメン2人の共演ということで、2017年10月に動画公開されるやいなやあっという間に2500万回以上の再生回数を叩きだしました。
MV
監督は、こちらも現在人気上昇中の若手監督、山田健人さん。
ラフな服装に身を包んだ米津玄師さんと菅田将暉さんが歩く町並みは、彼らのふるさとでしょうか。
おなじブランコに腰掛けて、思い出すのは、かつて一緒に笑ったあの日なのかもしれません。
歌詞
かつて一緒に笑った仲間や、一緒に泣いた友達、喧嘩をした恋人。
かつての場所で同じ時間を過ごした存在が、今も生きることを支えてくれている。
そんな普遍的な歌詞も、二人の男性の声音で歌われることで誰の心にも届きそうです。
懐かしくて愛おしいひとのため、変わらず頑張って生きていける。そのために人は、思い出を美しく保つのでしょうか。
どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ 今も歌う今も歌う今も歌う”
“どれだけ無様に傷つこうとも 終わらない毎日に花束を
くだらない面影を追いかけて 今も歌う今も歌う今も歌う
出典: 灰色と青/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
元々、北野武監督の映画「キッズ・リターン」のような曲が作りたかったと語る米津。
菅田の歌声に惚れ込んだ米津からのオファーにより実現したコラボでした。
両者のコラボは後にも菅田の楽曲「まちがいさがし」で実現しています。
掠れて大人びた米津の声と、若々しく感情に溢れた菅田の声。
ふたりの歌声がまさに一編の映画のような一曲です。
5位「orion」
MV
巨大な洗濯機と、たくさんの照明のだけの部屋。
そこで静かに歌う彼は、まるで過去を清算するように洗濯していきます。
徐々に増える灯りは、彼の希望でしょうか?
そしてまるで洗濯機を通り抜けた先のように、朝の海へと場面が変わります。
不思議なMVだな…。
歌詞
神様 どうか 声を聞かせて ほんのちょっとでいいから
もう二度と 離れないように あなたと二人 あの星座のように 結んで欲しくて
出典: orion/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師