祝福される愛とは

安室奈美恵【Heaven】歌詞を和訳&考察!「Heaven」にはどうやったら行ける?愛の力を感じようの画像

I'm lovin' every minute with you, boy
Got me singing LaLaLa tonight
You give me wings and you give me power to go high
So let us celebrate this love
Sing until we reach the sky above
You give me power, power to go high
Fly me away

出典: Heaven/作詞: Emyli 作曲:Anton Zaslavski Emyli Tommy Clint

ここで歌われるあなたも私たちリスナーのことでもあると考えると非常に感動的な場面です。

「あらゆる瞬間もあなたを愛しているの

今夜は私にLaLaLaと歌わせてちょうだい

あなたは私に翼をくれて、高みへ到達するほどの力を与えてくれたわね

私を連れて飛び去って

だから私たちはこの愛を祝福しましょう

私たちが空の彼方に届くまで歌いましょう

あなたは私に力を、高みへ到達するほどの力を与えてくれるの

私を連れて飛び去りなさい」

安室奈美恵がLaLaLaと歌う場所はステージです。

彼女が音楽的な高みに到達できるパワーを得られるのはライブ会場でしょう。

安室奈美恵リスナーの間にある愛が自分を高めてくれることへの感謝が歌われます。

彼女をずっと応援してきたリスナーとの愛が祝福されるのです。

もちろん従前の通りにあなたをあくまでも愛した男性と考える解釈も可能

ダブルミーニングとは少し違うのですが、重ねた意味を読み解きたいものです。

「Heaven」は素晴らしく感動的でよく練られた歌詞になっています。

「Heaven」は私たちの歌

人間讃歌としての「Heaven」

安室奈美恵【Heaven】歌詞を和訳&考察!「Heaven」にはどうやったら行ける?愛の力を感じようの画像

Heaven is where we are, where we are
Let's fly away, forever and a day
Heaven's with you now
Heaven is like a star, like a star
Let's fly away until our wings grow old
Fly me away

出典: Heaven/作詞: Emyli 作曲:Anton Zaslavski Emyli Tommy Clint

リフレインのようですが細部が違います。

「天国とは今、私たちがいるところ 私たちがいる場所

飛び去りましょう いついつまでも

天国とは今あなたといる場所

天国は星のよう、星のようなところ

私たちの翼たちが老いてしまうまで飛び続けましょう

私を連れて飛び去りなさい」

今この場所にある愛、そこにあるはずの天国。

星のような場所ですが遠くはないところ。

それは人間の心だと歌います。

「Heaven」はラブソングの体裁をとっていますが、何よりも人間讃歌であるのです。

残念ですが安室奈美恵の飛行は途中で終わったという現実があります。

2013年の楽曲であり、本人による作詞ではないのでその辺りは仕方のないことでしょう。

しかし残された私たちリスナーは彼女が遺したたくさんの曲で今なお悦びを得ます。

この悦びの源泉は私たちの心の内の天国にあるのです。

老いる前に翼を畳んだ安室奈美恵ですが、歌手生命を終えても彼女の人生はまだ続きます。

ひとりの人間としては今の彼女もフライトを続けているでしょう。

私たちリスナーも自分なりの人生で飛行を続けます。

死者が救済される天国に行くまで、まだまだ時間が残されているのです。

「Heaven」が提示した新しい解釈で創造された天国

自分を高みへと引き上げてくれる力。

愛というものが生みえるたくさんの可能性。

私たちの人生にも心という輝ける未知の土地があると気付かせてくれる楽曲です。

クライマックスは冒頭のラインのリフレインになります。

紙幅の関係で省略いたしますが、上述の和訳に目を通していただけるとより感動が増すでしょう。

「Heaven」の在り処は私たちの心にある。

この曲から心という土地と愛が生み出す様々な可能性を感じ取りたいものです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEで振り返る安室奈美恵

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