1991年、当時勢いに乗っていたB'z

1991年リリースの5th『IN THE LIFE』に収録

【あいかわらずなボクら/B'z】バックバンドのメンバーも合唱?!ライブ動画をチェック!歌詞&コードもの画像

「あいかわらずなボクら」は、1991年リリースの5thアルバム『IN THE LIFE』に収録されています。

この頃のB'zは、前年にリリースした5thシングル「太陽のKomachi Angel」が自身初となるオリコン週間シングルチャート1位を獲得し、凄い勢いで売れ始めた時期でした。

「太陽のKomachi Angel」以降出すシングルは全てチャート1位を獲得、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

でも、この頃はまだ誰もこの先ずっとシングルチャート1位が続くことになるとは思っても見なかったでしょう。

ここから最新シングルの2017年の53thシングル「声明/Still Alive」まで49作連続、期間にして現在までで23年間もずっとシングルを出す度に1位を獲得するという驚異の記録を現在も更新しているB'z

立ち止まることなく進み続けるB'zだから時こそできる偉業といえるのではないでしょうか

サウンドの転換期

アルバム『IN THE LIFE』は、デビュー時のデジタルサウンドは残しながらも大きく生音を取り入れるようになり、このアルバムから初期とは少し異なる音楽性を感じさせるものになっています。

この先のハードロックに転換していく流れを予感させるような雰囲気を持ち、ポップさは十分にあるけれどもどこかにパワフルなロックのニュアンスを漂わせています。

この作品には10曲中シングル曲は1曲「ALONE」のみとなっています。収録が期待された「LADY NAVIGATION」は収録されませんでした。

B'zはシングル曲をアルバムに入れないことが結構多く、この場合も「LADY NAVIGATION」はかなりデジタル感のある曲だったのでアルバムの雰囲気に合わないと判断されたのかもしれませんね。

「あいかわらずなボクら」

今回ご紹介する「あいかわらずなボクら」は、『IN THE LIFE』の9曲目に収録されています。

B'zとしては珍しく、アコースティックギターのみで演奏される曲。(タンバリンもありますが)

とても温かみのある曲で、オーガニックでほっとした感じを醸し出す、アルバムの中の衝撃吸収材のようなイメージです。

この後に収録されたアルバムの最後を飾る「ALONE」が壮大なスケールのバラードなので、それを際立たせる効果もあるようですね。

厚みのあるコーラスが印象的な「ALONE」と、シンプルなサウンドの「あいかわらずなボクら」。

この対照的な2つの曲の組み合わせが、さらにアルバムの余韻を引き立たせることになっているのでしょう。

ライブ動画

ライブ動画を見てみましょう。

みんなで歌う、温かい歌ですね。

ベース担当のバリー・スパークスのギターソロが超うまい!みんなすごく楽しそうです。

合いの手を入れる松本さんもなんか面白い!

いつもの迫力があってクールなB'zもかっこいいけれど、こういった曲もとてもいいですね。

歌詞を紹介

コードもチェック

ではここからは、「あいかわらずなボクら」の歌詞を見ていきましょう。

演奏時間が1分半ちょっとという非常に短い曲なので、歌詞も短めです。

コード譜もご一緒にご紹介します。

もともとアコースティックギターで演奏される曲なので、コピーもしやすいのではないでしょうか。弾き語りも、よさそうですね。

G       D7
今まで好きなこともしたし
   C    D  G
たまに我慢もしてきた
G              D7
「あいつはダメだ」 なんてキミ勝手に
 C    D      G
決めないで余計なお世話だヨ

 C   D  G
どこに行ってもいい
 C    D   G
道なんていくらでもある
 C   D    EmD C
立てなくなるほど考えこむより
 D   Bm  C  D  G 
行こうよ行こうよ 自分を叫ぼう

出典: あいかわらずなボクら/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘

よくありますよね。誰かのどこか一部分だけを見てその人全体のダメ出しをする人。

その人がダメかどうかなんて、他人が判断できることなのでしょうか。

そもそも他人を判断するなんて、なんだか上から目線でフェアじゃないと思いませんか?

欠点のない人間なんているはずないのに、まるで自分が完璧な人間、神様かなにかと勘違いしているのかもしれません。

そんな人のダメ出しを真に受けてへこむなんて、ばからしいこと。

ダメな部分は誰にだってあるし、その代わりに良いところだって誰にでもある。

人に言われたことなんて気にせずに自分は自分だと、胸を張っていけばいいのです。

可能性はまだまだある。自分で自分のことをダメだと思わない限りは、目の前に道は開けるのです。

まずはその足を一歩踏み出せば、また昨日より成長した自分がいるのです。

常に正しい人なんていない