「春はゆく」

Aimer

Aimer【春はゆく】歌詞の意味を解釈!積もった時の中身って?側でわたしが本当に望むものを探るの画像

その唯一無二の声質によって、多くの人の心を魅了する女性シンガー、Aimer

数々のタイアップなどにより、その名前を知っている方も多いことでしょう。

今回は彼女が2020年3月25日にリリースした18枚目のシングル『春はゆく/marie』より、「春はゆく」をご紹介します。

「春はゆく」は、劇場版アニメのタイアップ曲にも選ばれました。

アニプレックス配給劇場版アニメ映画『Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』主題歌

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Aimer

この記事は「春はゆく」という楽曲歌詞を考察し、その解釈を紹介していくものです。

神秘的な雰囲気を醸すそのサウンドに乗せて語られる言葉たちにはどのような物語が隠れているのでしょうか

MVはYouTubeで公開中

YouTubeでは「春はゆく」のMVが公開中です。

MVのキャストとして浜辺美波が起用されており、楽曲の主人公である女性を演じています。

どこか影がありながらも儚い美しさを感じる様は、春の花である「桜」のイメージそのものです。

MVでも桜の木の下で浜辺美波が佇むシーンがあり、楽曲の雰囲気を体現するものとなっています。

まだ見ていない方は是非、この機会にご覧になってみてくださいね。

2人の繋がり

2人の間に存在するもの

Aimer【春はゆく】歌詞の意味を解釈!積もった時の中身って?側でわたしが本当に望むものを探るの画像

それでも手を取って
となりに佇んで
初めて抱きしめた、かたち

出典: 春はゆく/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記

出だしの歌詞パートでは、主人公とある人物の繋がりを示唆する言葉が紡がれています。

恐らくその相手の人物は、主人公にとって大切な人なのでしょう。

この3行で、2人の距離が精神的にも近いのだということが伝わってきます。

2人で寄り添い合いそこから生まれた「かたち」というのは、お互いを想う気持ちのことを表しているのではないでしょうか。

2人の間に存在している、暖かで確かな愛情を感じることができる歌詞です。

悲しみと幸せ

Aimer【春はゆく】歌詞の意味を解釈!積もった時の中身って?側でわたしが本当に望むものを探るの画像

欲張ってかなしみを抱えすぎていたから
幸せを何処にも
もう持ちきれなくて

花びらを散らした風が
扉を開いて
変わる季節

出典: 春はゆく/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記

主人公の心にある悲しみというのは、今までの人生において蓄積されてきた悲しみのことを指しているのでしょう。

心を悲しみに支配されていても、それでも大切な人と寄り添おうとする主人公。

そこには幸せを追い求めようとする彼女の姿があります。

もっと幸せになりたいにも関わらず、今までの積み重なった悲しみがその幸せを邪魔する。

しかしそんな状態から、今彼女の物語が変わっていこうとしているのが分かります。

それが分かるのが、4行目以降の歌詞です。

「風向きが変わる」という表現があるように、ここでは以前までと状態が変わっていく様を「風」によって表しています

そしてその風がきっかけとなって、主人公の人生はまた新たな季節へと突入していくのでしょう。

この風というのは主人公の人生に生じた出会いのことを指しているのだと考えられます。

大切な人との出会いによって、人生が変化していっているのかもしれません。

儚い季節

運命を共にする2人