【聖なる夜の贈り物/秦基博】心温まるクリスマスソングの歌詞に癒される…。PV&ギターコード譜もあり♪

サンタさんと言ってしまえばいいのですが、あえて”おとぎ話”という言葉を使うことで大人になったことが強調されているようです。

クリスマスだからといって特別なものなど無くても、笑顔さえあればと思えるのは本当の優しさだと思います。

恋人同士、お金をかけたプレゼントよりも、2人でゆっくり過ごせる1日があればそれだけで良いのです。

余談ですが、秦基博さんは「我が家には幼稚園までしかサンタさんは来ない」と言われて過ごしてきたそうです。

明確に期限が定められているなんて面白いですよね。

だからこそ、プレゼントよりも笑顔が欲しいという歌詞が出来たのかもしれませんね。

イルミネーションで彩られた街並みは、1年に1度の夜を歓迎しています。

それは多くの人を歓迎していますが、同時に孤独を感じる人がいたり、プレッシャーを感じてしまう人もいます。

この曲に出てくる主人公は正にプレッシャーを感じている1人です。

あまり上手くいっているとは思えない2人の仲ですが、クリスマスはやってきます。この日に対して少し恨みを持っているかもしれません。

逆に考えると、この日がきっかけで重たくなっていた空気を変えられるかもしれません。ちゃんと思いを伝えないといけないですよね。

”真っ白な雪がふいに 長いまつげに止まる”

この曲の中でとても好きな歌詞です。2人の間に小さな笑みが生まれたでしょう。

サンタクロースが送ってくれた小さなプレゼントかもしれません。

これまですれ違い気味だった2人も、同じように空を見上げるのです。 その光景を眺めている人々や街は2人のことをお似合いだと思ってくれているでしょう。

”かじかんだ”とくれば”指先”という言葉が浮かんできますが、”寂しさ”という言葉が使われています。

素人の私だと”かじかんだ手のひらで君の手を握る”というような歌詞しか浮かんできませんが、情景だけでなく、叙情も交えたロマンチックな歌詞になっています。

”あたたかな灯”は、2人の心、2人の手のひら、街のイルミネーションなど様々なところに当てはめることができます。

秦基博さんの作詞技術がとても感じられます。

秦基博さんの「聖なる夜の贈り物」を紹介させて頂きました。

PVで使われているのは「青の光景」に収録されているものと同じ音源ですが、21stシングルに収録されている「聖なる夜の贈り物」もオススメです。

シングルには「聖なる夜の贈り物（2016 ver.）」として収録され、全く違うアレンジになっています。

アルバムに収録されているストリングスが効いたアレンジではなく、冬っぽさを感じる鈴、鐘、鉄琴が効果的に使われ、ピアノ伴奏が主体となっています。

どちらも秦基博さんが編曲したものです。ガラッと風景が変わるので、同じ曲を2倍楽しめますよ。