ミニアルバム「beam of light」に収録

ONE OK ROCK【光芒】歌詞を和訳して考察!泣きたいあなたを包み込む光…自分を信じて夢見よう!の画像

ONE OK ROCK(以下ワンオク)の「光芒」は、2ndアルバム「beam of light」に収録されています。

このアルバムは1stアルバム「ゼイタクビョウ」から半年という早さでリリースされました。

メジャーデビューから約一年後の発売となる2ndアルバムは、非常に疾走感のある作品となっています。

その中でもひときわ光を放っているのが、名前の通り「光芒」といえるでしょう。

「光芒」は何と読む?

最初に曲名を見たとき、「なんて読むんだろう?」と思った人も多いのではないでしょうか?

これは「光芒(こうぼう)」と読みます。

光芒には一筋の光や閃光という意味が含まれていて、遥か彼方まで伸びる光と言い換えることもできるでしょう。

「光芒」はなぜ名曲なのか?

これから理由を説明しますが、まずは何も考えずに聴いてみてください!

イントロのカッコ良さがたまりません!

他の曲は勢い良くスタートするのに対し、「光芒」はTakaさんの落ち着いたボーカルから曲が始まります。

「光芒」を単独で聴いても素晴らしい曲なのは間違いありません。

そしてアルバム「beam of light」を通して聴くと、この曲の真価がわかります

前置きはこの辺で終わりにして、光を見失わないうちに歌詞を見ていきましょう!

もう後戻りできない

ただただ進む 進む以外にない
後ろを⾒ればもう戻れそうもない
引き返す理由(ワケ)いくつか探し
捨てた制服(もの)にまた袖を通す気も無い

出典: 光芒/作詞:Taka 作曲:Taka

ワンオクの曲を聴いて励まされたり、テンションを上げてもらったりしている人も多いでしょう。

そんな前向きな曲が多いワンオクですが、「光芒」もAメロからポジティブワード全開で突っ走ります。

メジャーデビューして約一年ということからも「絶対に夢をつかんでやる」という気持ちで書いたのでしょう。

もう自ら退路を絶って前に進もうという気持ちで満ちあふれています。

まさに背水の陣といえるのではないでしょうか?

夜眠るときや一人になったときに、音楽以外の選択肢も頭をよぎったはずです。

しかし「制服」という比喩を使っていることからも「型にはまるのなんてゴメンだ!」と思ったのでしょう。

自分に言い聞かせるように

I said “no one'll make it what I'm going to do
Don't call me crazy, nothing bothers you"
I was breathing heavy to break away
"Don't tear me up any more"

出典: 光芒/作詞:Taka 作曲:Taka

"俺はこういった「俺がやろうとしていることをできるやつはいない」

「イカれたやつだなんて言わないでくれ、お前たちを困らせたりしないから」

駆け出そうとして俺は深呼吸した

「これ以上俺の心をかき乱さないでくれ」"

みんなが弱気になっているときに、自分たちを奮い立たせるために声をかけたのでしょう。

普通は諦めてしまうだろうが、これからやろうとしていることはとてつもなくデカいことだと言っています。

「たとえみんなが路頭に迷ったとしても俺が責任を取る」と言わんばかりの頼もしさといえるでしょう。

まさに「Takaさんの覚悟」がぎっしりと詰まっています。

しかし本人も内心は不安でいっぱいなのではないでしょうか?

その心の内をメンバーたちに悟られないように、深呼吸して心を落ち着かせています。

自分を信じる人を信じる