UNISON SQUARE GARDEN【Catch up, latency】ティザー映像を解説！

原作漫画を読んでから書いたという「Catch up, latency」。

楽曲の疾走感も歌詞の内容もアニメにフィットするように製作されました。

ここからは、歌詞やタイトルを分析します。

アニメとはどのような繋がりがあるのでしょうか。

ティザー映像でもクローズアップされているサビの部分が強く印象に残りました。

「風が強く吹いている」の主題歌でありながら、このフレーズ。

ユーモアたっぷりとも取れますがそれだけではなさそうです。

 引用1行目の「何か」はおそらく空気であり風ではないでしょうか。

自分が走っていたら、風は吹いていなくても顔に当たる何かは風のよう。

つまりここでは私たちは走っていると間接的に伝えているのです。

「Catch up, latency」というタイトルにはどのような意味が込められているのでしょうか。

Catch upで追い上げ、巻き返し、追いつくといった意味があります。

latencyには潜在、潜伏（期間）、という意味。

ですが、latencyにはコンピューター用語で、待ち時間、呼び出し時間という意味もあるそうです。

さて少し難解なタイトルになってきましたね。

上記を組み合わせると、「潜伏期間に追いつけ」か「待ち時間に追いつけ」となります。

別にこのままでも問題ないですし、難解ではありません。

latencyはlatenつまり、遅れるの変形でもありますから追いつけとするのは筋が通ります。

しかし、上記の引用を確認すると「鳴ってる」。

先ほどの訳で鳴りそうなものがないのです。

コンピューターの処理が間に合わずに、呼び出し音が鳴っているということでしょうか。

ただ曲がるくねった道を走る箱根駅伝は先頭を走っていたそしても追いかけてる感がありそうです。

そのイメージを処理が間に合わずにあくせくしている電気信号に例えたのかもしれません。

2018年11月14日に「Catch up, latency」の音楽配信がスタートしました。

それに合わせてフルバージョンのPVが公開されたのです。

こちらは残念ながら1日限定の公開でした。

こちらはショートバージョンのPVとなります。

これを見ると、ティザー映像はサビの部分を切り取ったものだとわかります。

また、女性ははじめリンゴを追いかけていますが、逆にランナーの大群に追いかけられてしまう。

それが過ぎると怖い方に追っかけられ、怖い方を見てそれを警察官が追いかける。

ここにもう一つのストーリーが展開しているのが興味深いですね。

メンバー達の間をすり抜けていくのも、ランナーから怖い人、パトカーに馬とバラエティに富んでいます。

強く吹いている風は、走り抜けていくもの達のこと。

風を感じながら演奏しているメンバー達。

何が走り過ぎようとも、その場から動かずに演奏を続ける姿がなんとも頼もしく、力強く見えます。

スリーピースならではの緊張感と躍動感が楽しめる素晴らしい楽曲に仕上がっていると感じます。

このバンドの強みは、もしかしたらスリーピースであることかもしれない。

ふと思いました。

個人的な感想です。

楽曲においては、隙間があるからこそキメが作りやすいですし、各パートが好き勝手にやりやすいのです。

もちろん好き勝手やるための技量も申し分がありません。

パフォーマンスにおいては、斉藤宏介、鈴木貴雄はその場を動けない。

だから田淵智也が動き回れるのではないかと。

とにかく彼の動きは目に残ります。

パフォーマンスというより、そうせずにはいられないだけなのではないか？

そんな風にも感じさせる彼のステップをぜひライブで体感してください。

もちろんベースプレイにも注目すべきですが。

「UNISON SQUARE GARDEN」をもっと知りたい！という方のためのオススメ記事紹介コーナーです。

シングルだけで17作、アルバムミニアルバムで10作も発表しています。

これから聴く人はどれから聴いたらよいのか迷ってしまうのも無理はありません。

ぜひご覧ください。