「バンビーナ」について
17thシングル!
「バンビーナ」は布袋寅泰の17枚目のシングル、オリコンチャートは最高で2位です。
惜しい!
ベストアルバムである「GREATEST HITS1990-1999」に先駆けて制作・発売されたシングルの為、オリジナルアルバムへの収録はありません。
その「GREATEST HITS1990-1999」はオリコン1位を獲得しています。
流石です!
歌詞情報
ここから歌詞の情報です、明るく楽しいだけでなく前向きなメッセージが込められていました!
歌詞の情報
脳からヒップへ真っ赤に飛び散る
ファンクなウイルスみたいなオマエ
暴走ボディーでキュートな誘惑
世界にはびこる憂鬱を壊せ
出典: バンビーナ/作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰
冒頭からかっ飛ばしてますね〜。
脳からヒップへ真っ赤に飛び散るファンクなウイルスみたいなオマエって一体どんな方なのでしょう?
飛び散る様に感染が広がるところから、一目見た瞬間に雷に打たれた様にビビッとくるものがあったというような意味合いでしょう。
目に見えないウイルスを、真っ赤に飛び散る、ファンクなと形容するところがユニークです。
世紀末だって 過ぎれば昨日さ
恋も出来ないで死ねるわけないだろう
出典: バンビーナ/作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰
全くその通りです!
恋をしないまま死んでしまったらとても悔いが残りそうですよね。
もっともこれは、恋をして、それが素晴らしいと感じた人にしかわからない訳ですから、読み手側はもう恋に落ちているということです。
発売されたのが1999年ですから、世紀末だってというフレーズは世相を反映したものでした。世界が滅亡するとか、世界中のコンピューターが暴走するとか、いろいろな不安がありました。
そんな不安を吹っ飛ばしてしまおうという思いが込められています。
容姿は幼稚で陽気な様でも
酔うと異様に妖艶なヤツ
ロリータ・ウインクでキャンディーねだって
娼婦の唇でしゃぶってみろよ
出典: バンビーナ/作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰
「よう」で韻を踏んだ、リズムの良いフレーズですね。
幼稚と妖艶、ロリータと娼婦というギャップのあるキャラクターの彼女が浮かび上がってきます。
また言葉遊びを意味のある文章の中に封じ込めているのもポイントが高いでしょう。
好き嫌いは分かれそうですが、キャンディー〜しゃぶってみろよまでの比喩も実に絶妙ですね。
世紀末だって 過ぎれば昨日さ
愛に憑いた 悲しみも消える
低気圧だって 青空の破片
キッスばら撒いて 未来へ行こう
Don’t let me down
My sweet baby BAMBINA
抱きしめたあの夜は 秘密さ
ヌードになったら天使の羽根が
バレるぜ BAMBINA
出典: バンビーナ/作詞:森雪之丞 作曲:布袋寅泰
愛に取り憑いた悲しみとは一体どの様なものでしょうか?
過去の女性に対する未練という捉え方と、実はこの恋はいけない関係なのかもしれないという二つの捉え方ができそうですね。
全体に明るいトーンの歌詞ですので前者だと思います。
ちなみに後者を窺わせるフレーズは、抱きしめたあの夜は秘密さだけなので証拠不十分かと。
低気圧だって青空のかけらは、視点が素晴らしい!
捉え方次第でどの様な出来事も前向きにできることを示しています。
「Don’t let me down」で「俺をがっかりさせないでおくれ」、「My sweet baby BAMBINA」で「俺のかわい子ちゃん」という意味となります。