X JAPAN「紅」
この曲には、みなさんさまざまな思い入れや思い出があるかと思います。
Xファンの方にはそれぞれのライブ参戦の思い出や感動、悲しみ。ともにコピーして練習した大事な人たち。メディアを通してしか知らないけれどどうしてもX JAPANの忘れられないあの姿などなど…。
X JAPANがかくも悲劇的で美しいのは、Xの壮絶なドラマとわたしたちの人生の儚さや愛の悲しみなどが絡みあうからなのでしょう。
しかし美しくも儚いのは、Xの楽曲にコアがあることを忘れてはなりません。
本日よりX、そしてX JAPANの名曲をひとつずつご紹介してまいります。Xを語る上では彼らの歴史や苦悩を絡めて考えがちですが、できるだけ純粋にひとつの作品として解釈していければ、と考えております。
本日はさっそく、超絶名作の「紅」からスタートいたしましょう。
収録アルバム
「紅」は多数のCDに収録されていますが、一番最初に収録されたのはこれまた超名盤「BLUE BLOOD」でございます。
イントロの「PROLOGUE(~WORLD ANTHEM)」は音源を100回以上聴いたというのに、いまだに鳥肌が止まらないほど。
続く「BLUE BLOOD」も、もうもはや説明不要かと思いますが…。Xがもっともフレッシュで爆走していた時期を思わせる、疾走感と16分のバリンバリンの刻みがポイントです。
3曲目の「WEEK END」はPVとTAIJIさんによるベースラインが印象的な作品。LAメタルを思わせるずっしりリフと退廃的な歌詞が特徴ですね。
4曲目「EASY FIGHT RAMBLING」も、どうしても隠れがちの名曲ですが「Joker」とか「Sadistic Desire」とかが好きな方なら必ず気に入るハズ。ジャジーなノリと細かいおかずが楽しいのです!
5曲目は「X」のスタジオバージョンが収録されています。とにかく爆走!爆走!爆走!のドラミングとリフが気持ちいいのですが、何よりこの曲の要はXジャンプができる、いやせずにはいられないサビですよねえ。
アルバム後半も名曲ラッシュ
6曲目は涙なしには聴けない「ENDLESS RAIN」。なんでこんなに良い曲書けるんでしょうね…神業としか言いようがありません。秋冬に聴くとエモ感マックスになるので涙腺崩壊にご注意を。
7曲目は本日ご紹介する「紅」のため、コメントはここでは割愛いたします。
8曲目、「XCLAMATION」は非常に怪しいイントロに何事⁉となるかもしれませんが、めちゃくちゃかっこいいインストソングなのでこらえて聴きましょう。メンバーの皆さんの超絶技巧ぶりが楽しめる一曲です。
9曲目「オルガスム」はイヤーンなタイトルですが、ドラミングが半端ない作品のひとつでございます。そらこのタイトルが似合うわ。
10曲目にはグラムロックテイストたっぷりの「CELEBRATION」のお出まし。歌詞がアレだけど結婚式にはぜひこれをかけたい…とか妄想していた時期もありました☆
11曲目は待ってました、「ROSE OF PAIN」。荘厳なイントロから少々軍歌風のメロへと移っていきます。12分近くある曲ではありますが、1秒も飛ばしたくない良曲なのでまずは聴いてみましょう。
名残惜しいですが、ラストの12曲目は「UNFINISHED」。最後にバラードもってくるのは反則ですよほんま…!
と、ついつい全曲解説してしまいましたが、聴けばしたくなるのもわかるでしょう。
あらためて聴いてみましょう
原曲のストリングス部分は動画ではカットされていますが、HIDEがどっかり座って弾くアルペジオ部分でもうおなかいっぱいになりそうです。もうこの部分だけで曲になってしまいそうですが、ここからが本番!
涼しい顔の弦楽器陣と、全身で暴れるToshIとYOSHIKIのコントラストが美しいですね…。そして男性のロングヘア―がたまらなく好きな筆者にとっては、これは眼福でしかない絵柄です。
コメントはおもしろおかしく書いておりますが、実際感無量状態で泣きそうですのでね。たのんます。
「紅」をコピーしよう
聴くだけじゃ良さはわからない!ということで、「紅」を実際に練習してみましょう。
おそらく最難関はドラムでしょうが、他楽器も含め非常に練習になりますからトライだけでもしてみましょう。筆者はベースで2回コピーしたことがありますが、16分を刻む体力とおかず部分を丁寧におさえることがポイントかと思います。
耳コピせい!と言いたいところですが、TAB譜がございますので時間短縮に活用してくださいませ。
▼オススメは「X Singles」のTAB譜。コレをゲットすればXのたいていの定番曲はのっているので重宝することでしょう。
「紅」の歌詞の意味
それでは本日の本題へ。「紅」の歌詞内容をご覧いただきましょう。
もはや定番曲といえども、その歌詞についてはキチンと見たことがない方・忘れてしまった方も多いのでは?この機会にチェックしておきましょう。