ドライブにぴったり!4人の歌声が魅力
車のCMソング
Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)とKing Gnu(キングヌー)。
どちらも2019年末の「紅白歌合戦」初出場組ということで混乱している方もいるかもしれません。
「おヒゲなしがヒゲダン?おヒゲありがヌー?」バンド名と実体が逆っぽいという話もあります。
そんなおヒゲが生えていないヒゲダンには数々の名曲がありますが、今回ご紹介する曲は「旅は道連れ」です。
2枚目のアルバム「Traveler」に収録されているほか、スズキ・スイフトのCMソングにも起用されました。
つまり「旅人・旅行者」という意味のアルバムに入っていて、車のCMソングにもなったわけですね。
曲自体のタイトルにも「旅」が入っていて、旅の楽しさや大切さが描かれた歌詞になっています。
さらに、リスナーそれぞれの旅を後押ししてくれるようなウキウキしたサウンドも聴き応えがあるでしょう。
作詞・作曲は楢崎誠
4人組バンド・ヒゲダンのボーカルといえば藤原聡さんです。
ただ、「旅は道連れ」を初めから聴いて「あれ?声が違う?」と驚いた方もいるかもしれません。
CMで聴いたサビはたしか藤原さんの歌声だったけど…。とまどう方もなかにはいるでしょう。
実はこの曲で初めて作詞・作曲をしたベースの楢﨑誠さんが、1番の前半で歌っているのです。
楢﨑さんはベース・歌だけでなく、サックスも吹いています。
さらに2番の前半ではギターの小笹大輔さんも歌っているのです。
ドラムの松浦匡希さんもコーラスや掛け声を担当されています。
つまり、4人全員の歌声が聴けるということですね。
歌割り
- 1番:Aメロ→Bメロ→Cメロ
- 2番:Aメロ→間奏→Dメロ→Cメロ
上記の曲の構成に照らし合わせた、4人の歌割りは次のようになります。
- 1番(Aメロ・Bメロ):楢﨑誠(ベース)
- 1番(Cメロ):藤原聡(ボーカル)&松浦匡希(ドラム)
- 2番(Aメロ):小笹大輔(ギター)&松浦匡希(ドラム)
- 2番(Dメロ・Cメロ):藤原聡(ボーカル)&松浦匡希(ドラム)
ヒゲダンは4人とも歌える…というだけでなく、4人の絆を歌でも表現していると考えられるでしょう。
そんな仲間の大切さがギュッと詰め込まれた、この曲の歌詞について解説していきます。
「旅は道連れ 世は情け」ということわざのフレーズから切り取られたキーワードに特に注目しつつチェックしてみてください。
「道連れ」にしたい「もの、人、こと」を想像しながら、誰にでも寄り添ってくれる歌詞の世界観を紐解いていきたいと思います。
旅の計画を思いつく
サファイアの表す意味
ちょっと遠い国へ行って
ぶらりパンをかじって
街の営みに溶けて いなくなって
しまうのもいいな
写真のサファイア
出典: 旅は道連れ/作詞:楢崎誠 作曲:楢崎誠
「チン!」というトースターの音をきっかけにイントロが始まり、1番のAメロが続きます。
楢﨑さんが歌っている部分です。
この曲の序章であるだけでなく、旅を思いついたという意味で「旅の序章」にもなっているでしょう。
今、現在、どこか外国の街でパンを食べているわけではありません。
家で、焼けたばかりのトーストでも食べながら考えついた話のようです。
「これが外国なら…そうだ!旅に出よう!」といった感じでしょう。
日常生活から離れ、気分転換をしたくなったのかもしれません。
ただ、謎なのが「写真のサファイア」という部分です。
これが前後逆で「サファイアの写真」という順番なら、部屋にある写真にサファイアが写っているイメージです。
タイやミャンマーなどの産地を連想したのかもしれません。
あるいはサファイアを身に着けた人が外国にいる写真なのでしょうか。
しかし、「サファイアの~」という順番にはなっていないので、上記の説はおそらく違います。
青写真?
碧玉、青玉(せいぎょく)。
語源は「あお色」を意味する…。
「青玉(蒼玉)」という和名。
石言葉:慈愛・誠実・貞操・高潔・徳望・心の成長
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/サファイア
サファイアという宝石について改めて考えてみると、色が青いことが最大の特徴かと思われます。
そうすると「写真の~」は「青写真」を表していると解釈できそうです。
将来の計画などを指して「人生の青写真」あるいは「組織改革の青写真」などと言うこともある。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/青写真